ひとり旅で神社参り「島根県出雲編」~出雲大社、日御碕神社、八重垣神社

八百万の神(やおよろずのかみ)が御座す神社をお参りし、大願成就やパワースポットの恩恵にあやかりましょう!

ひとり旅で神社参り~今回は「島根県出雲編」と題し、出雲大社、日御碕神社、八重垣神社の3カ所をご案内いたします。加えて、もう一つのお参りスポットとして、一畑薬師もご紹介します


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⛩ 出雲大社(島根県出雲市)

縁結びの神様として全国的にも有名な出雲大社は、他の神社とは異なるお参りの作法があるのをご存じでしょうか。「2礼4拍手1礼」で行います。4回の柏手を打つことで、心が落ち着く感じがします。

「因幡のしろうさぎ」の話や「国譲りの神話」でおなじみの大国主大神が御祭神で、様々な良縁を求める多くの人たちが参拝に訪れています。神楽殿に飾られている巨大なしめ縄も見どころと言えるでしょう。

旧暦の10月は神無月と呼ばれますが、出雲地方では八百万の神様が集まってくるとして、神在月(かみありづき)としています。出雲大社では11月に、神様をお出迎えしたり、お見送りしたりする神事が行われるそうです。

出雲大社公式サイト

ひとり旅で神社参り~神社ミニ知識

お祭りなどの神事の前に唱えられる「祓詞(はらいことば)」をご紹介します
掛けまくも畏き 伊邪那岐の大神
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に
禊ぎ祓へ給ひし時に 生り坐せる祓へ戸の大神たち
諸々の禍事・罪・穢あらむをば
祓へ給ひ清め給へと 白すことを聞こし召せと
恐み恐みも白す

 

⛩ 日御碕神社(島根県出雲市)

日御碕は、島根半島の西端にある岩礁海岸が見事な岬ですが、岬を巡る遊歩道の入り口にあるのが日御碕神社です。出雲大社からはバスで20分ほどのところにあり、真っ赤な山門が訪れる参拝者を歓迎してくれます。

日御碕神社は、下の宮「日沉宮(ひしずみのみや)」と上の宮「神の宮」の上下二社があり、御祭神は、日沉宮が天照大神、神の宮が素戔嗚尊。古事記に登場するイザナギのみそぎで最後に誕生した三貴子のうちの2柱を祀っています。

神社からほど近い日本海に浮かぶ小さな島「経島(ふみしま)」は、神社の神域になっていて一般の人は上陸できません。そのため、ウミネコが安心して繁殖できる環境にあり、繁殖期になるとおびただしい数のウミネコがやってきて、圧巻の光景を見せてくれます。

出雲観光ガイドの日御碕神社のページ

ひとり旅で神社参り~神社ミニ知識

神社で気持ちよくお参りするために~知っておきたいマナー
・神社を訪れたら、鳥居の前で一礼しましょう
・手水舎で両手を清め、口をすすぎましょう
・帽子をかぶっている方は、参拝前に脱ぎましょう
・一部の神社を除き、「2礼2拍手1礼」が基本です
・神前へのおじぎは頭を深く下げましょう
・鳥居を出る時も一礼しましょう

 

⛩ 八重垣神社(島根県松江市)

島根県の出雲地方で縁結びの神様と言えば、真っ先に思い浮かぶのが出雲大社ですが、松江市の内陸部にある八重垣神社も縁結びのご利益がある神社です。神社周辺には、出雲風土記を思い浮かべるようなのどかな景観が広がっています。

古事記の中に、素盞嗚尊(スサノオノミコト)がヤマタノオロチを退治したという話があります。ヤマタノオロチから命を救われた娘が稲田姫で、二人は結ばれます。これが八重垣神社の由縁になっており、御祭神は素盞嗚尊と稲田姫です。

本殿には、素盞嗚尊や稲田姫を描いた壁画があり、平安時代前期の作だそうです。稲田姫の唇には紅が差され、1000年以上前の壁画とは思えないほど色鮮やかな赤が目に飛び込んできます。一見に値する見事で美しい壁画です。

八重垣神社公式サイト

出雲大社など3神社は若い頃、初めて参拝しました。縁結びの神様にあやかりたいという切実な思いがあったことは事実です。でも、人の「縁」とはいろいろな意味があり、良縁に恵まれたからこそ、今日があると思うようになりました🙂


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もう一つのお参りスポット「一畑薬師」

出雲市と松江市を結ぶローカル私鉄の一畑電鉄に乗ったら、一畑口駅で途中下車して、臨済宗の古刹「一畑薬師」をお参りしましょう。

一畑薬師は一畑山頂にある霊験あらたかなお寺で、その起源は1100年前までさかのぼります。昔は山頂まで1300段もの石段を登ってお参りしていたそうです。

「目のお薬師さま」として全国各地から眼病を患う方々の信仰を集め、今も多くの参拝者が訪れています。ご本尊の薬師如来は秘仏となっています。

一畑薬師では、一畑で特別に栽培されたお茶と薬師堂の井戸水(霊水)でたてた「お茶湯」を用意しています。飲んでも、まぶたにかけても、ご利益がありそうですね。

一畑薬師公式サイト

 

こちらのエリアのお参りもいかが?

※このガイドは、ブログ「旅人マイケルオズのニッポンひとり旅語り」に掲載した神社参りコラムを再編集したものです。

※併せて、こちらのコラムもお読みください


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