ひとり旅で神社参り「山口・福岡県編」~防府天満宮、赤間神宮、和布刈神社

八百万の神(やおよろずのかみ)が御座す神社をお参りし、大願成就やパワースポットの恩恵にあやかりましょう!

ひとり旅で神社参り~今回は「山口・福岡県編」と題し、防府天満宮、赤間神宮、和布刈神社の3カ所と、寄り道スポット「門司港レトロ」をご案内いたします。


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⛩ 防府天満宮(山口県防府市)

山口県の瀬戸内側のほぼ真ん中にある防府市には、三田尻と呼ばれた港があり、幕末に長州藩の軍事拠点となっていました。そんな歴史をもつ防府市には、大宰府、北野と並ぶ日本三大天神のひとつ防府天満宮があります。

御祭神はもちろん菅原道真公。言うまでもなく、平安時代ばかりか歴史上に残る学者であり、政治家だった人物です。防府は、道真公が大宰府に左遷される際に立ち寄った場所で、亡くなられた後、御霊が戻って来られたとしてお祀りしたのが始まりだそうです。

大きな石の鳥居をくぐり、参道を進んで石段を上ると本殿があり、防府の市街地を一望できる高台にあることがわかります。境内には幕末の志士・高杉晋作の同志だった野村望東尼の胸像があり、晋作の辞世の句が刻まれた石碑が並んでいます。

防府天満宮公式サイト

ひとり旅で神社参り~神社ミニ知識

神社で気持ちよくお参りするために~知っておきたいマナー
・神社を訪れたら、鳥居の前で一礼しましょう
・手水舎で両手を清め、口をすすぎましょう
・帽子をかぶっている方は、参拝前に脱ぎましょう
・一部の神社を除き、「2礼2拍手1礼」が基本です
・神前へのおじぎは頭を深く下げましょう
・鳥居を出る時も一礼しましょう

 

⛩ 赤間神宮(山口県下関市)

赤間神宮は関門海峡に面したところにあります。関門海峡といえば、歴史好きには興味深い地です。幕末には長州藩が砲台を築き、世界を相手に戦った舞台となりました。さらに時代をさかのぼると、平家滅亡の悲劇である壇ノ浦の戦いが行われたのです。

赤間神宮は、その壇ノ浦の戦いと深い関係があります。平家がシンボルとして崇めていた安徳天皇が御祭神なのです。祖母である二位の尼(平清盛の正室)に抱かれ、わずか6歳で入水され生涯を閉じられたという悲しい歴史があります。

また、平家の亡霊にたたられながらも命拾いした琵琶法師「耳なし芳一」の逸話も残っています。辛い部分ばかりをクローズアップしてしまいましたが、神宮の周辺は海峡からの海風が心地よい観光スポット。ぜひ足を運んでほしいですね。

赤間神宮公式サイト

ひとり旅で神社参り~神社ミニ知識

お祭りなどの神事の前に唱えられる「祓詞(はらいことば)」をご紹介します
掛けまくも畏き 伊邪那岐の大神
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に
禊ぎ祓へ給ひし時に 生り坐せる祓へ戸の大神たち
諸々の禍事・罪・穢あらむをば
祓へ給ひ清め給へと 白すことを聞こし召せと
恐み恐みも白す

 

⛩ 和布刈神社(福岡県北九州市門司区)

九州の玄関口、門司港駅から観光地のレトロタウンを抜け、九州の最北端に位置するのがめかり(和布刈)地区。関門橋のたもとにあり、関門海峡に突き出したように鎮座しているのが和布刈神社です。

古代の神功皇后の御代に創建されたという由緒ある神社で、御祭神は瀬織津姫(せおりつひめ)という聞き馴染みの薄い神様ですが、和布刈神社では潮の満ち引きをつかさどる導きの神様として厚く信仰されているそうです。

海とゆかりのある神社らしく、旧暦の元日には神職がワカメを刈り取る「和布刈神事」が行われることでも知られています。土日祝日には、門司港レトロからトロッコ列車「潮風号」がめかり地区まで運行していますので、アクセスにご利用してみてはいかがでしょうか。

和布刈神社公式サイト

和布刈神社のすぐ近くには関門トンネルが通っており、なんと海峡の下を歩いて渡れる「関門トンネル人道」があるんですよ。全長780メートルなので、ぜひ歩いてみましょう😉


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寄り道スポット「門司港レトロ」

本州から九州入りする時、ついつい通り過ぎてしまう門司港ですが、新幹線や高速道路がない時代、門司港こそが九州への玄関口だったのです。

門司港は、かつて横浜、神戸と肩を並べる日本三大港として栄え、国際貿易の拠点として経済的な発展を遂げました。九州各地への鉄道網の始点でもあったのです。

その頃、すなわち明治から昭和初期にかけての歴史的な建造物が今も残っており、門司港レトロとして観光スポットになっています。

もう一つ、門司港は「バナナの叩き売り発祥の地」でもあります。縁日などではおなじみだった昔懐かしいバナナの叩き売りは、今も実演されていますよ。

門司港レトロインフォメーション公式サイト 
北九州市門司区サイトの門司港バナナのページ

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※このガイドは、ブログ「旅人マイケルオズのニッポンひとり旅語り」に掲載した神社参りコラムを再編集したものです。

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