東京の地下鉄はまるで迷路!~乗る前に知っておきたいポイント

ひとり旅の目的地を東京にするという方もいるでしょうが、都内の交通機関に慣れていない方にとって、地下鉄の路線ほどわかりにくいものはありません。

入り組んでいるばかりではなく、主要私鉄と乗り入れている路線も数多く、地下鉄の路線図すべてを把握して乗っているという人は、都民でもほぼ皆無ではないでしょうか、

地方の方には、まるで迷路のように見える東京の地下鉄。乗る前に知っておきたいポイントについて解説いたします。


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🚇地下鉄の事業主体は2つある

東京の地下鉄には「東京メトロ」と「東京都営地下鉄」の二つの事業主体があります。
まずは、このことをよく覚えておきましょう。

「東京メトロ」は、かつて「営団地下鉄」と呼ばれていました。東京地下鉄株式会社が運行している私鉄です。

路線は、銀座線、丸ノ内線、日比谷線、東西線、千代田線、有楽町線、半蔵門線、南北線、副都心線です。

東京メトロのサイト 

「東京都営地下鉄」は、東京都交通局が運行している路線で、浅草線、三田線、新宿線、大江戸線があります。

このほかに、都内唯一の路面電車である東京さくらトラム(都営荒川線)と日暮里舎人ライナーを運行しています。

東京都交通局のサイト 

 

🚇乗り換えが容易ではない?

網の目のように走っている都内の地下鉄なので、ほとんどの駅で他の路線への乗り換えができるようになっています。が、一筋縄ではいきません。

例えば「大手町駅」です。

ここは東京メトロの千代田線、丸ノ内線、東西線、半蔵門線と都営の三田線が乗り入れおり、路線の組み合わせによって、乗り換えの時間が大きく変わってきます。

各地下鉄路線との乗り換えに苦労するのが東西線で、千代田線は比較的わかりやすいですが、丸ノ内線と半蔵門線への乗り換えには注意が必要です。

とくに、地下の深いところを走る半蔵門線へは、長いエスカレーターを使わなければならないので、時間に余裕を持っている方がいいでしょう。

私も若いころ「大手町の乗り換えには注意しろ」とアドバイスされていました。今はネットで構内図をダウンロードできますので、事前に入手しておきたいですね。

 

🚇JRのターミナル駅間の移動に地下鉄は不向き

山手線沿線のターミナル駅といえば、東京、品川、渋谷、新宿、池袋、上野、秋葉原でしょう。

これらの駅は、新幹線や在来線だけでなく、主要な私鉄各線の起点にもなっており、地下鉄も複数乗り入れています。

地下鉄を使って主要駅間を行き来することも可能ですが、あまりお勧めできません。乗り換えを余儀なくされるケースが多く、わかりづらいからです。

新宿から上野への移動の場合、山手線外回りで向かうのが一般的ですが、地下鉄を使うと必ず一度は乗り換えなければならず、乗り換える駅や路線にも迷います。

JR駅のない浅草の場合も、地下鉄を乗り継ぐよりも、JRで上野もしくは浅草橋まで行けば、JRと地下鉄1本の乗り換えだけで済みます。

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🚇地下鉄とJRの相互乗り入れがある

地下鉄と主要な私鉄(東武、西武、東急、京急、京成など)との相互乗り入れだけでなく、JRの路線へも一部乗り入れています。

東西線は、中野駅から中央線に乗り入れて三鷹駅まで、西船橋駅から総武線に乗り入れて津田沼駅まで走っています。

千代田線は、北千住駅から常磐線に乗り入れて取手駅まで行っており、代々木上原駅からは小田急線へも乗り入れを行い、JR-地下鉄-私鉄を乗り通すことができます。

小田急沿線から直接、常磐線沿線に向かう場合、千代田線だと都心部をぐるぐると巡っていくという印象があります。「新宿でJRに乗り換え、日暮里で常磐線に乗り換える」という方が現実的とは言えますね😅

 

東京都内の地下鉄は、路線図が迷路のようでわかりづらいですが、行先によっては利用する価値が高いと言えます。しっかりと事前に調べて、上手に乗りこなしましょう。

 

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