あの町この味ひとり旅「せんべい汁~一見ミスマッチだが美味い」
ひとり旅で出会った郷土料理、ご当地グルメ、美味しい食材など、エピソードを交えてご紹介するあの町この味ひとり旅。今回のご案内は青森県八戸市「せんべい汁~一見ミスマッチだが美味い」です。
訪れたのは青森県八戸市。今でこそ有名になったご当地グルメのせんべい汁ですが、以前は「南部せんべいを鍋に入れるなんて・・・」と珍しがられたことも。
八戸朝市や八戸市魚菜小売市場、八食センターといった美味しい魚介類を売っているところも盛りだくさん。東北新幹線で行けば東京から3時間弱で着きます。
この記事ではグルメコラムに加え、お勧め情報として「蕪島」をご紹介します。
青森県八戸市でせんべい汁
岩手県盛岡市や青森県八戸市で、お土産の定番の一つが「南部せんべい」です。それを鍋物の材料にしたり、汁ものに入れたりする、一見ミスマッチな組み合わせと思える料理が八戸市にあります。
それが「せんべい汁」です。八戸地方では昔から食べられていた郷土料理でしたが、2012年のB-1グランプリで優勝し、その知名度を一気に上げました。
せんべい汁に入れる南部せんべいは、お土産で買うせんべいとは違い、堅焼と呼ばれる汁や鍋物専用のせんべいで、煮崩れしないのが特徴。そして、独特の柔らかい歯触りがとても心地よいです。
以前八戸市へ旅行した時に食べたせんべい汁は、銀鱈の入った魚系、鶏肉の入った肉系の2種類でした。どんな具材やスープ(だし)にでも合う「食の万能選手」というような存在ですね。
八戸に行ったのは2011年の東日本大震災から半年後の8月。震災から復活したばかりの朝市で味わったせんべい汁は、格別な味がしましたね🤗
青森県八戸市のお勧め情報「蕪島」
八戸市の港から太平洋へと続いていく種差海岸。
その北端にある陸続きの小さな島をが「蕪島(かぶしま)」です。
この島はてっぺんに蕪島神社があり、創建は永仁4年(1296)と言いますから、かなりの歴史がありますし、古くから信仰の島だったことも分かります。
蕪島の代名詞といったら「ウミネコ」です。繁殖期は3月から8月にかけてで、3~4万羽と言われるウミネコが飛来し、島全体を覆い尽くしてしまいます。
ウミネコ繁殖地として国の天然記念物にもなっている蕪島。ウミネコたちで大賑わいの季節なら、運が良ければ?ウミネコから「ウン」を授かるかもしれませんよ🤭
※この記事は、ブログ「旅道楽マイケルオズのあの町この味ひとり旅」の掲載コラムを加筆修正して載せています。
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