あの町この味ひとり旅「かすうどん~残りかす、だからと侮るべからず」
ひとり旅で出会った郷土料理、ご当地グルメ、美味しい食材など、エピソードを交えてご紹介するあの町この味ひとり旅。今回のご案内は大阪市「かすうどん~残りかす、だからと侮るべからず」です。
訪れたのは大阪市。食い倒れのまち大阪と言われるように、大阪にはたこ焼き、串カツ、お好み焼き、ミックスジュースなどご当地グルメがたくさんあります。
うどんも大阪を象徴する食文化で、その代表格は「きつね」と「かす」。ちなみに「たぬき」を注文すると、大阪では「油揚げ入りの蕎麦」が出てきますよ😆
この記事ではグルメコラムに加え、お勧め情報として「通天閣」をご紹介します。
大阪市で「かすうどん」
大阪以外の人にはあまり耳馴染みのない「かすうどん」。関東では天かすを使うたぬきうどんがありますが、かすうどんは全く別物のうどんなのです。
「かす」とは油かすのことで、牛の小腸をカリカリにして脂を抜いたもの。大阪の南河内地方でお馴染みの地域食材で、市販もされています。
関西のうどん出汁は、醤油の色があまり濃くなく透き通っていますが、そこにコラーゲンたっぷりの「かす」が入り、うどんのモチモチとした食感にアクセントを添えてくれます。
廃棄されていた内臓をホルモンとして食文化に取り入れただけでなく、ホルモンから脂を抜いた「かす」ですら食材にするという、大阪人の知恵には頭が下がります。
私は信州人なので麺類と言えば「そば」ですが、全国的には少数派で、多くの地域では「うどん」が地域を代表する麺類になっているようですね🤔
大阪市のお勧め情報「通天閣」
大阪の象徴的な建物と言えば通天閣。
観光客でにぎわう新世界エリアでひときわ目立つランドマークです。
大阪一のランドマークの座をあべのハルカスに譲りましたが、通天閣の人気は今も健在。展望台から大阪を一望できる景観はダイナミックです。
5階の黄金の展望台では、三代目となるビリケンさんが鎮座され、来場者を出迎えてくださいます。参拝後は「足の裏コチョコチョ」もお忘れなく。
そのほかにも、ジオラマの展示やキン肉マンプロジェクトアーカイブコーナー、お菓子メーカーのショップなど盛りだくさん。子供も大人もたっぷり楽しめますよ。
※この記事は、ブログ「旅道楽マイケルオズのあの町この味ひとり旅」の掲載コラムを加筆修正して載せています。
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