あの町この味ひとり旅「ジャガイモ入り焼きそば~駄菓子屋の焼きそばがご当地グルメ」
ひとり旅で出会った郷土料理、ご当地グルメ、美味しい食材など、エピソードを交えてご紹介するあの町この味ひとり旅。今回のご案内は栃木県栃木市「ジャガイモ入り焼きそば~駄菓子屋の焼きそばがご当地グルメ」です。
訪れたのは栃木県栃木市。県名と同じ名前の市ですが、県庁所在地の宇都宮市や交通の要衝である小山市と比べて、やや印象が薄い感じがします。
ところが訪れてみると、蔵の街をはじめとした観光名所があるばかりか、ご当地グルメもいろいろ揃っています。そのなかの一つがジャガイモ入り焼きそばです。
この記事ではグルメコラムに加え、お勧め情報として「蔵の街」をご紹介します。
栃木市でジャガイモ入り焼きそば
一見するとどこにでもありそうで、祭りの屋台でも売っていそうなパック入りの焼きそば。そんなふうに見えるのですが、実はとても特徴的なご当地グルメなのです。
北関東へご当地グルメ食べ歩きをした時、栃木市に立ち寄って食べたのが「ジャガイモ入り焼きそば」でした。一口大のジャガイモがゴロゴロ入っているのが特徴で、他の地方では見かけない具材です。
栃木市では「ジャガイモ入り」、隣の足利市では「ポテト入り」と銘打っていますが、この地方独特のB級グルメと言えそう。ピリ辛ソースが麺にからみ、ジャガイモは決してミスマッチではありません。
私がジャガイモ入り焼きそばを買った店は小学校の前にある駄菓子屋で、おばあさんが一人で切り盛りしていました。「味には自信があります」と話していたとおり、シンプルながらも美味しかった記憶があります。
訪れた駄菓子屋さんは、ご高齢ということで閉店してしまったそうです。あの味がもう食べられないのは残念ですが、思い出の味として心にとどめておきます😌
栃木市のお勧め情報「蔵の街」
栃木市の観光名所と言えば、真っ先に浮かぶのが「蔵の街」。
そぞろ歩きと遊覧船でゆっくり巡るのがおススメです。
栃木市は江戸時代に日光例幣使街道の宿場町として栄えました。そのうえ、利根川水系にある巴波川(うずまがわ)の水運を利用した問屋町でもあったのです。
街道沿いにも巴波川沿いにも、昔の風情を感じさせる土蔵などの建物があり、資料館やギャラリーになっている施設もありますので、見どころはたっぷり。
巴波川は遊覧船に乗ることができ、船からの眺めは一味違います。 つい素通りしがちな栃木市ですが、蔵の街をじっくりと散策してみてはいかがでしょうか。
※この記事は、ブログ「旅道楽マイケルオズのあの町この味ひとり旅」の掲載コラムを加筆修正して載せています。
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