ひとり旅のプラン作りのポイント①~キーワード「欲張りすぎない」

2023-05-23

「さあ、ひとり旅に出かけるぞ」と、思い立ったら吉日とばかりに、行き当たりばったりで出発するのはムチャというものです。慎重派の私にはできません😓

どんなことでも同じですが、何かを実行する前には「計画」を立てておくべきです。ひとり旅で言う計画とは「プラン(旅程表)」にあたります。

長年ひとり旅をしてきた者として、プランを組む際のポイントを挙げるならば、

「旅先を欲張りすぎない」「目的を欲張りすぎない」ということです。

それぞれ解説しましょう。

 

✔️ 旅先を欲張りすぎない

「ようやく休暇が取れたし、どうせ旅行するなら、いろいろなところへ行ってみよう」と思いたくなる気持ちはよくわかります。

私もひとり旅を始めたときには、観光名所をあちこち巡るプランを立てていました。でも、これって旅行社が作る団体向けプランと同じだったのです。

例えば、2泊3日で中国地方を旅行した時、こんなプランを立てました。

1日目 新山口→津和野観光→萩観光(宿泊)
2日目 萩観光→秋芳洞→長門市仙崎観光→下関立ち寄り→新山口(宿泊)
3日目 新山口→岩国観光→宮島観光→広島観光→帰途

中国地方のいいとこ取りです。当時はJRのワイド周遊券があったので、こんなプランが組めましたが、かなりタイトなスケジュールでした。

今だったら、1日目に津和野、2日目は萩、3日目に岩国、宮島、広島のどこか1か所というプランを組むでしょう。あるいは、3日間1か所だけというのも有りです。

「ひとり旅」は融通がききますので、時間に余裕ができたと思えば、旅程を変更することも可能です。欲を張らずに、じっくりと旅先を絞り込んでみましょう。

 

✔️ 行程を欲張りすぎない

せっかくの旅行なので「いいとこ取り」しようと、あちこち旅先を巡るプランを立てたくなりますが、プランニングの邪魔をするのが「移動の時間」なのです。

中国地方を旅行した時の2日目のプランをもう一度見てみましょう。

2日目 萩観光→秋芳洞→長門市仙崎観光→下関立ち寄り→新山口(宿泊)

2日目は、昼食が午後2時半過ぎ、夜の一杯を経てホテルにチェックインしたのが午後10時半・・・翌3日目の出発は午前7時・・・まるで旅番組のロケ並みでした😂

このプランでは、下関立ち寄りがネックになっています。長門市からは1時間半で新山口に着けますが、下関回りだったので4時間かかってしまいました。

功山寺(高杉晋作挙兵の地で有名)の見学と、そのあとの海の幸での一杯、さらに関門海峡を見たいと欲を張ったばかりに、このようなプランになったわけです。

 

ひとり旅の目的が「心身のリフレッシュ」であるならば、行程を欲張るよりも、どこか1か所でじっくりと過ごす方が、目的を達成できるはずです。ぜひとも、プラン作りの参考にしてみてください。

併せてこちらのページもご覧ください。

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