公共交通機関の移動で気を付けたいこと~「ドンピシャリ」は危ない?

ひとり旅に公共交通機関、つまりJRや私鉄を利用する方は、旅程表を組む時に時刻表や交通事業者のサイトと、にらめっこしながら時間を確認しますよね。

日本の鉄道は世界一時刻が正確だと言われています。事実、数分程度の遅れであっても、駅のホームでは「ご迷惑をおかけしています」とわざわざ案内するほどです。

そうはいっても、必ず正確に列車が到着するとは限りません。さまざまなトラブル、事故、天候によって列車が遅れたり、場合によっては運休したりする事態もあり得ます。

大幅な遅れや運休は、旅先のアクシデントとして割り切るとして、旅程表を組む場合には「多少の遅れも見越して余裕を持つ」ということが重要になってきます。

具体的な例として、以下の3点を挙げてみました。

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✔️ 冬の東海道新幹線は雪で遅れが出る可能性大

「太平洋側を走る東海道新幹線がどうして雪の影響を受けるの?」と思われるかもしれません。しかし、冬に東海道新幹線が10分前後遅れるというのは珍しくないのです。

その理由は、冬型の気圧配置にあります。日本海側に大雪をもたらす雪雲が、岐阜羽島―米原間にちょうど流れ込み、降雪によって徐行運転を余儀なくされるからです。

最も注意が必要なのが、新幹線からの乗り換えです。ふだんなら「ドンピシャリ」で乗れる列車が、遅れによって乗れなくなってしまう可能性もあり得ます。

私は、冬に東海道新幹線を使う場合、乗り換え時間をふだんの倍以上取るようにしています。仮にダイヤ通りに着いても「時間に余裕があり過ぎる」くらいのほうがマシだからです😉

 

✔️ 行ったことがない駅は乗り換え時間に要注意

JR幹線から地方ローカル線、あるいは私鉄や第3セクター鉄道へ乗り換える場合、予想外に時間がかかることがあります。その最たる例が東京駅です。

同じJRへの乗り換えでありながら、東海道新幹線から千葉方面への京葉線への乗り換えには、時刻表上で「20分」と記されているのをご存じでしょうか。

これは駅の構造が理由となっています。新幹線は地上部を走っていますが、京葉線は地下4階にあり、長いエスカレーターを延々と乗らなければたどり着きません。

「10分くらいあれば余裕だろう」というのでさえ、東京駅ではアウト。京葉線や総武線については、迷うことも想定して30分の乗り換え時間は欲しいです。

大判の時刻表には、新幹線の主要停車駅の構内図と乗り換え時間が出ています。ターミナル駅を使う場合は、必ず参照しましょう。

 

✔️ 焦った時に起こりがちな「乗り間違え」

「ドンピシャリ」で旅程表を組んでいた場合、列車の遅れによって目的地に着く時間がギリギリになりそうだと、ついつい気持ちが焦ってしまいがち。

そんな時によく起こるのが「乗り間違え」です。知らないターミナル駅だと、乗り換えるべき列車が何番ホームに来るのか分からず、混乱してしまいます。

迷ったときには、駅の案内板を見たり、駅員に尋ねたりすればいいのですが、焦っているがゆえに、やって来た列車にそのまま飛び乗ってしまうこともありがちです。

私も、この手の失敗は何度もやっています。特急など長距離列車でやらかしてしまうと、とんでもないロスになってしまうので要注意😵

「乗り間違え」を防ぐには、最初から時間に余裕を持たせた旅程表を組んでおく、もしくは乗り換えする駅の構内図を事前に確認しておきましょう。

 

交通機関を利用するうえで、「ドンピシャリ」は避けましょうということを書いてきました。
最後に大事なことを一つ。仮に乗り損じがあっても、決してマイナス思考にならないことです。

「ひとり旅」5つの心構えである「不運やアクシデントは割り切ろう」「前向きな臨機応変さを持つ」という心持ちがあれば、乗り損じたこともプラスに転じさせることができるはずです。

 


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