ひとり旅で神社参り「北陸編」~気比神宮、石浦神社、射水神社

2023-09-15

八百万の神(やおよろずのかみ)と呼ばれるように、全国各地には数えきれないほどの神社があります。ひとり旅で神社をお参りし、大願成就やご利益祈願だけでなく、パワースポットの恩恵にあやかりたいという旅人もいらっしゃるのではないでしょうか。

ひとり旅で神社参り~今回は「北陸編」と題し、気比神宮、石浦神社、射水神社の3カ所をご案内いたします。

⛩ 気比神宮(福井県敦賀市)

地元で「けいさん」と呼ばれ親しまれている気比神宮は、敦賀駅から徒歩15分ほどの敦賀市街地の中にあります。神社正面には真っ赤な大鳥居がそびえ立ち、参拝者をお出迎え。日本三大鳥居の一つに数えられているそうです。

御祭神は、伊奢沙別命(いざさわけのみこと)という食物をつかさどる神様が主祭神で、このほかに仲哀天皇、神功皇后、応神天皇、日本武尊らが祀られています。北陸道総鎮守越前一之宮として、古くから多くの信仰を集めている神社です。

ふだんは多くの参拝者が訪れる気比神宮ですが、真冬の雪が降りしきる頃は参拝者の姿がほとんどなく、静かで厳かな雰囲気に包まれていました。境内には、神宿るとされる「長命水」もあり、パワースポットになっています。

気比神宮公式サイト

ひとり旅で神社参り~神社ミニ知識

神社で気持ちよくお参りするために~知っておきたいマナー
・神社を訪れたら、鳥居の前で一礼しましょう
・手水舎で両手を清め、口をすすぎましょう
・帽子をかぶっている方は、参拝前に脱ぎましょう
・一部の神社を除き、「2礼2拍手1礼」が基本です
・神前へのおじぎは頭を深く下げましょう
・鳥居を出る時も一礼しましょう

 

⛩ 石浦神社(石川県金沢市)

石浦神社のご当地キャラ「きまちゃん」

金沢市といえば、日本三名園の一つ「兼六園」が有名ですが、その兼六園の隣にあるのが石浦神社です。知名度はそれほど高くありませんが、金沢市では最も古い神社という由緒があり、後述するように女性の参拝客が多い神社でもあります。

御祭神は大物主神(おおものぬしのかみ)をはじめとする7神。そうそうたる神々が祀られていることから「何事も丸くきまる」というご利益があり、とくに縁結びにあやかりたいとして若い女性がお参りに訪れているようです。

厳かな神社には似ても似つかない犬のご当地キャラ「きまちゃん」もお馴染み。宮司さんの広報誌「気まぐれ報」のキャラクターが由縁とか。お守りや絵馬にもプリントされており、かわいいキャラ「きまちゃん」も女性人気を支えていますね。

石浦神社公式サイト

ひとり旅で神社参り~神社ミニ知識

お祭りなどの神事の前に唱えられる「祓詞(はらいことば)」をご紹介します
掛けまくも畏き 伊邪那岐の大神
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に
禊ぎ祓へ給ひし時に 生り坐せる祓へ戸の大神たち
諸々の禍事・罪・穢あらむをば
祓へ給ひ清め給へと 白すことを聞こし召せと
恐み恐みも白す

 

⛩ 射水神社(富山県高岡市)

射水神社は、高岡市中心部にある古城公園の中にあります。古城公園は元々、初代加賀藩主の前田利長が築いた高岡城があった場所で、近くの二上山に鎮座されていた神社が明治8年に公園内に移り、遷座されて現在に至っています。

二上山そのものが信仰の対象だったそうで、神社の古い記録では御祭神を「二上神」としていました。現在は御祭神を瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)として祀っています。神武天皇の曽祖父にあたる神です。

越中一之宮として歴代加賀藩主も崇敬してきた由緒ある神社で、城址公園内にあるせいか、敷地も広々としており、のどかな雰囲気に包まれています。公園内は射水神社をはじめ、博物館や体育館などがあり、市民の憩いの場になっているようです。

射水神社公式サイト

ご紹介した3つの神社は北陸3県にまたがっているので距離が離れていますが、北陸新幹線が敦賀駅まで延伸されれば、参拝巡りも容易になりますよね🤗

寄り道スポット「金沢市の近江町市場」

金沢駅から徒歩10分の繁華街にある近江町市場は、地元住民のマーケットというだけでなく、「北陸の台所」と呼ばれる一大観光スポットです。

北陸の海の幸や農作物を扱う鮮魚店、青果店をはじめ、飲食店、精肉、日用雑貨などあらゆる店が軒を連ね、いつも多くの人たちでにぎわっています。

旅のお楽しみといえば、ご当地グルメを堪能すること。海鮮丼や新鮮な寿司が食べられる飲食店は、長い行列に並んででも食べたいものばかり。

リーズナブルにグルメを味わうのなら、鮮魚店などのイートインがおススメ。 焼き魚や金沢おでんと一緒にビールをグイっと飲み干すのは格別ですよ😋

近江町市場公式サイト

 

こちらのエリアのお参りもいかが?

※このガイドは、ブログ「旅人マイケルオズのニッポンひとり旅語り」に掲載した神社参りコラムを再編集したものです。

※併せて、こちらのコラムもお読みください

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