ひとり旅で神社参り「瀬戸内編」~厳島神社、大山祇神社、金刀比羅宮、吉備津神社

八百万の神(やおよろずのかみ)が御座す神社をお参りし、大願成就やパワースポットの恩恵にあやかりましょう!

ひとり旅で神社参り~今回は「瀬戸内編」と題し、厳島神社、大山祇神社、金刀比羅宮、吉備津神社の4カ所をご案内いたします。

⛩ 厳島神社(広島県廿日市市)

日本三景のひとつ、安芸の宮島を代表する景観が、厳島神社の象徴でもある海上に浮かぶ赤い大鳥居です。その大鳥居に迎えられ、島内の中心部にある厳島神社は、平清盛が深く崇敬したことでも知られています。

御祭神は、宗像三女神と呼ばれる市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)、田心姫命(たごりひめのみこと)、湍津姫命(たぎつひめのみこと)です。瀬戸内海沿いに鎮座する神社なので、古くから海運の守り神として信仰されてきました。

本殿や回廊などが国宝に指定されているだけでなく、世界遺産となったことでインバウンドの観光客も増えています。平和のシンボルである広島市の平和記念公園とは広島電鉄で結ばれていますので、両方訪ねることをぜひお勧めします。

厳島神社公式サイト

ひとり旅で神社参り~神社ミニ知識

神社で気持ちよくお参りするために~知っておきたいマナー
・神社を訪れたら、鳥居の前で一礼しましょう
・手水舎で両手を清め、口をすすぎましょう
・帽子をかぶっている方は、参拝前に脱ぎましょう
・一部の神社を除き、「2礼2拍手1礼」が基本です
・神前へのおじぎは頭を深く下げましょう
・鳥居を出る時も一礼しましょう

 

⛩ 大山祇神社(愛媛県今治市)

大山祇神社は今治市といっても、しまなみ海道にある風光明媚な離島・大三島に鎮座している神社で、島内とは思えないような広々とした境内が印象的です。拝殿の入り口にある巨大なクスノキは、神代の時代に植えられたと伝わっています。

御祭神は大山積(おおやまつみ)大神で、天照大神の兄神であり、ニニギノミコトの妻となるコノハナサクヤビメの父神とされており、皇室と深いかかわりがあります。古くから航海安全の祈願に訪れる人が絶えなかったそうです。

安全祈願には斉明天皇、源義経、護良親王、後村上天皇といったそうそうたる方々も訪れ、奉納された品々は神社の宝物館で大切に保管されています。宝物館見学は「国宝めぐり」と呼ばれ、貴重な宝物の数々に圧倒されます。

大山祇神社公式サイト

ひとり旅で神社参り~神社ミニ知識

お祭りなどの神事の前に唱えられる「祓詞(はらいことば)」をご紹介します
掛けまくも畏き 伊邪那岐の大神
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に
禊ぎ祓へ給ひし時に 生り坐せる祓へ戸の大神たち
諸々の禍事・罪・穢あらむをば
祓へ給ひ清め給へと 白すことを聞こし召せと
恐み恐みも白す

 

⛩ 金刀比羅宮(香川県琴平町)

金刀比羅宮と言えば「金毘羅(こんぴら)船々 追い手に帆かけてシュラシュシュシュ」の民謡で知られ、全国でも屈指の知名度を持つ神社です。本州からだと、瀬戸大橋を渡り、土讃線で四国山地に向かっていく手前に琴平駅があります。

御祭神は大物主神(おおものぬしのかみ)です。古事記によると、この神様は海のかなたから「自分を祀るように」とやって来られたといい、その由緒から金刀比羅宮は海運安全の神様として多くの人々の信仰を集めてきました。

金刀比羅宮のお参りで避けて通れないのが、延々と続く石段です。御本宮までは785段を登らねばならず、参道の店で杖をレンタルする人もいます。その先の奥社へは、さらに石段を登るという「苦行」ですが、一生に一度は参拝しておきたいものですね。

金刀比羅宮公式サイト

金毘羅さん詣でと必ずセットしたいのが讃岐うどんですよね。香川県内には様々な形態のうどん店がありますので、食べ比べをしてみてはいかがでしょうか🤤
うどん県旅ネットのうどん紹介ページ

 

⛩ 吉備津神社(岡山県岡山市北区)

のどかな雰囲気の吉備線吉備津駅から広い参道を向かうと、吉備津神社の境内に到着します。本殿は吉備津造りと言われる全国唯一の様式を持ち、その巨大さは圧巻の一言。また、本殿からは全長360メートルの回廊が、地形に合わせて設けられています。

御祭神は大吉備津彦大神で、崇神天皇の代に山陽道に派遣され、賊徒を平定したことから、この地に祀られたと言われています。鬼を打ち倒したとの伝説に由来し、誰もが知っている「桃太郎」のおとぎ話ができたそうです。

回廊の途中から分かれている先に「お釜殿」があり、鳴釜神事が行われています。沸かした釜の上のセイロに玄米を入れて振ると、鬼のうなる音が聞こえ、その音で吉兆を占うというものです。その音(声)を一度聞いてみたいですね。

吉備津神社公式サイト

 

こちらのエリアのお参りもいかが?

※このガイドは、ブログ「旅人マイケルオズのニッポンひとり旅語り」に掲載した神社参りコラムを再編集したものです。

※併せて、こちらのコラムもお読みください

(Visited 30 times, 1 visits today)