あの町この味ひとり旅「栃尾油揚げ~巨大な油揚げは料理法も多様」
ひとり旅で出会った郷土料理、ご当地グルメ、美味しい食材など、エピソードを交えてご紹介するあの町この味ひとり旅。今回のご案内は新潟県長岡市「栃尾油揚げ~巨大な油揚げは料理法も多様」です。
訪れたのは新潟県長岡市の栃尾。かつては栃尾市という独立した市でしたが、平成の大合併の頃、2006年に長岡市に編入される形になりました。
栃尾油揚げも最近有名になりましたが、歴史ファンなら栃尾と言えば「上杉謙信旗揚げの地」を思い浮かべます。山に囲まれた自然豊かな土地でもありますね。
この記事ではグルメコラムに加え、お勧め情報として「長岡城(郷土史料館)」をご紹介します。
新潟県長岡市で栃尾油揚げ
長岡市の山間部にある栃尾には、普段見かける油揚げの倍以上はあろうかという名物「栃尾油揚げ」があります。厚揚げと間違えるような分厚さですが、見た目は油揚げと同じです。
栃尾油揚げは、高温と低音の油で2度揚げしているのが特徴で、油をしっかり切るために穴を開けて油揚げを吊るします。栃尾地区を訪れると、揚げたてがいただける飲食店もあります。
焼いた油揚げを、ショウガ醤油でそのままいただくのが一般的な食べ方です。油揚げの分厚さを利用し、中を開いてネギなどを入れてもいいでしょう。サクサクした軽い歯触が美味です。
全国区の味として、スーパーでも見かける機会が増えました。栃尾油揚げは煮つけてもよく、旨みのある出汁をたっぷりと吸った油揚げも美味しいですね。
栃尾油揚げはジャンボサイズですが、軽い歯ごたえなので一本丸々味わえます。日本酒どころとして知られる新潟県。もちろん日本酒の肴にもピッタリです😙
長岡市のお勧め情報「長岡城」
長岡駅から東の悠久山公園の高台にそびえ立つ長岡城。
城の中は郷土史料館になっており、展望スペースからの眺めは抜群です。
長岡は、江戸時代に牧野家の城下町として栄えましたが、戊辰戦争で新政府軍と激しい戦争を繰り広げて焼け野原になってしまうという壮絶な歴史があります。
長岡城のあった場所はちょうど長岡駅周辺で、今は面影が全くありません。先人の歴史を語り継ぎたいとして、昭和43年に悠久山公園に天守閣が「再建」されたそうです。
史料館には、戊辰戦争で長岡藩を指揮した河井継之助、米百俵の逸話で知られる小林虎三郎、太平洋戦争で連合艦隊を率いた山本五十六らの資料が展示されています。
※この記事は、ブログ「旅道楽マイケルオズのあの町この味ひとり旅」の掲載コラムを加筆修正して載せています。
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