徳川家康に最後の戦いを挑んだ男・真田幸村を追って~大阪市天王寺区でひとり旅
ピンポイントでひとり旅が楽しめるお勧めの観光地やスポットを「ピックアップ!ひとり旅」と銘打ってご紹介いたします。
今回は大阪市天王寺区。
テーマは「徳川家康に最後の戦いを挑んだ男・真田幸村を追って」です。
- 大坂冬の陣と夏の陣の史跡めぐり
- 大坂城の抜け穴跡?
- 真田幸村終焉の地
- 「てんしば」でごろ寝
「ピンポイント」の意味については、こちらで解説
2016年に放送された大河ドラマ「真田丸」は、堺雅人さん演じる真田幸村の生涯をドラマチックに描いた作品として人気がありました。
真田幸村は戦国時代の武将で、豊臣家の再興に全てをかけて、大坂冬の陣と夏の陣を戦い、天下の覇者である徳川家康をキリキリ舞いさせた人物として知られています。
その大阪の陣で、真田幸村活躍の舞台となったのが天王寺区です。ここには幸村ゆかりの史跡が点在し、多くの真田ファンが訪れています。
今回は「真田幸村」にスポットをあてて、天王寺区を散策してみましょう。
天王寺区のサイトより「幸村ゆかりの地 天王寺を歩こう!「真田幸村めぐルート」のロードサイン」
大河ドラマ「真田丸」は、とても面白かったですね。長野県在住の者にとって、信州ゆかりの武将である真田幸村の武勇が語り継がれていることは、嬉しく思っています😄
⭐ ピンポイントアドバイス「大坂冬の陣と夏の陣の史跡めぐり」
大坂冬の陣で真田幸村は、大坂城の南側に出城「真田丸」を築いて、徳川家康率いる大軍と相対します。その出城があったところが、真田山のエリアだとされています。
真田山には、真田幸村の像が立つ「三光神社」や真田丸顕彰碑があります。坂道が多いエリアですので、地形からも出城の雰囲気を感じることができます。
聖徳太子ゆかりの四天王寺から南西の方向が、大坂夏の陣の激戦地となった茶臼山です。真田幸村は、ここで徳川家康の本陣に突撃を仕掛け、あと一歩まで追い詰めるのです。
茶臼山は、冬の陣で家康が、夏の陣で幸村がそれぞれ本陣を置いたとされ、史跡の碑が建てられています。その近くの安居神社が真田幸村終焉の地です。
✔️ これがおススメ「大坂城の抜け穴跡?」
真田幸村が、大坂冬の陣で出城を築いた真田山にあるのが三光神社。古代の創建という由緒を誇っています。
境内には、大坂城から通じていると言われる「真田の抜け穴」があり、近くに真田幸村が軍配を振るう勇壮な像が立っています。
✔️ これがおススメ「真田幸村終焉の地」
大坂夏の陣で、徳川家康を追い詰めながら一歩届かなかった真田幸村は、茶臼山の北側で自刃して生涯を閉じます。その地が安居神社付近とされています。
境内には、真田幸村戦死碑が建てられ、かたわらに「あぐらを組む幸村像」が並んでいます。刀折れ矢尽きて、覚悟を決めた男の姿を見ることができます。
🉐 マニアックな情報「てんしば」でごろ寝
真田幸村の史跡巡りで歩いて、お疲れになったことでしょう。茶臼山公園に隣接する「てんしば」で、のんびりとひと休みしませんか?
「てんしば」は、都会の真ん中とは思えないような広大な芝生の広場です。ピクニックの家族連れをはじめ、さまざまな人たちが訪れ、思い思いに過ごしています。
芝生の周りにはカフェなどもあり、食事やお茶もできます。また、イベントが開催されていることもあるので、イベント目当てに訪れても楽しいでしょう。
大阪天王寺公園エントランスエリア“てんしば”(公式サイト)
「てんしば」でひと休みしたら、後はあべのハルカスもよし、天王寺動物園もよし。遊ぶなら新世界がありますし、天王寺界隈には小粋な酒場も揃ってます。
戦国武将の中で、昔も今もトップレベルの人気を誇る真田幸村。その最後の戦いとなった大坂冬・夏の陣の跡をたどりながら、巨大な権力者に立ち向かった男のロマンを感じてみましょう。