旅道楽なコラムvol.6~冬の京都ひとり旅にセットした高校駅伝

ひとり旅のエピソード、失敗談、感動秘話などを綴る旅道楽なコラム。今回は、「冬の京都ひとり旅にセットした高校駅伝」のタイトルで、2013年12月、京都市内散策のようすを書きます。

同志社大学

史跡散策がメインのはずだったが

冬の京都へひとり旅に行ったのは2013年でした。観光シーズンから外れていましたが、そのほうが落ち着いて散策できると思ったのです。

この年は大河ドラマ「八重の桜」が放送されましたので、どうしても京都に行きたいと思っていました。主人公は新島八重で、幕末から昭和にかけて生き抜いた女性です。

八重の夫の新島襄は京都にある同志社大学の創始者。その縁で京都には新島夫妻に関係する史跡や施設が数多くあり、ちょうどいい機会になりました。

仕事の都合で予定より日程が一日ずれ、全国高校駅伝の開催日と旅行が重なることになりました。どうせなら、どこかで生観戦したいものです。

午前中に京都御所方面の散策をするため、タイミングとすれば女子駅伝の折り返し地点が観戦ポイントになりそうです。ただし、観戦ありきのプランは組みません。

あくまでも、新島夫妻関連の史跡めぐりがメインであり、駅伝観戦は「副産物」のつもり・・・でも、胸の内では「観戦ももう一つのメイン」だったのかもしれません😉

胸の内が行動にも表れたのか、いつの間にか早足となり、折り返し地点へと急いでいたのです。そして、第2中継所のすぐ近くで応援することにしました。


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58人のランナーたちを観戦して

このコラムを書くために、毎日新聞の高校駅伝サイトを参照しました。2013年は第25回大会で58チームが出場していたようです。

観戦ありきではない旅だったし、どこで見られるか分かりませんでしたので、どの高校が出場し、どんな生徒が走っているのかは全然知りません。

ただ一つ、はっきりと分かるチームがありました。私の地元長野県から出場している長野東高校です。選手名までは存じませんでしたが、学校はよく知っています。

観戦ポイントに到着して、間もなく先導の白バイが見えてきました。その後ろから、3区の先頭ランナーがやって来ます。須磨学園がトップ、すぐ後ろに豊川高校でした。

上位争いをしていた長野東高校の選手がやって来ました。さすがにこの時ばかりは「頑張れ~」と声援を飛ばしたのです。順位は9番目だったようです。

折り返し点近くですので、反対側の車線では戻っていくランナーも見ることができ、「これはなかなか良い観戦スポットだったな」と内心ほくそ笑んでいました。

最終ランナーを見届けると、沿道の人たちも三々五々引き上げていきます。私もつかの間の駅伝観戦を終えて、京都の旅路を再開させたのでした。

この時の女子駅伝では、後にマラソンで活躍する松田瑞生さん(薫英女学院)や細田あいさん(長野東)ら、今も長距離界で頑張っている選手が数多く出場していました😇

 

今回のキーワード「同志社大学」

同志社大学は、明治8年(1875)に新島襄が英学校として開校しました。新島は「良心」と「自由」に満たされた学園と社会の実現を夢見て、人材教育に尽力したそうです。

同志社大学サイトの新島襄紹介ページ

併せてお読みください


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