ひとり旅で神社参り「奈良・京都南部編」~春日大社、宇治上神社、石清水八幡宮

八百万の神(やおよろずのかみ)が御座す神社をお参りし、大願成就やパワースポットの恩恵にあやかりましょう!

ひとり旅で神社参り~今回は「奈良・京都南部編」と題し、春日大社、宇治上神社、石清水八幡宮の3カ所と、寄り道スポット「平城宮跡歴史公園」をご案内いたします。


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奈良市内で、東大寺と並ぶ観光名所として知られる春日大社。創建は奈良時代で1200年以上の歴史を刻んでいます。背後には神域の御蓋山があり、野生の鹿たちは神様のお使いとして大切にされています。

御祭神は、武甕槌命(タケミカヅチノミコト)、経津主命(フツヌシノミコト)、天児屋根命(アメノコヤネノミコト)、比売神(ヒメガミ)の4柱で、藤原氏の氏神様です。そのため、古くから天皇家の信仰厚い神社となっています。

本殿の回廊には無数の灯ろうが吊るされており、毎年節分とお盆には明かりがともされ、幻想的な雰囲気を作り出します。国宝や重要文化財も数多く、心静かに参拝しながら歴史や文化に触れたいものです。

春日大社公式サイト 

ひとり旅で神社参り~神社ミニ知識

神社で気持ちよくお参りするために~知っておきたいマナー
・神社を訪れたら、鳥居の前で一礼しましょう
・手水舎で両手を清め、口をすすぎましょう
・帽子をかぶっている方は、参拝前に脱ぎましょう
・一部の神社を除き、「2礼2拍手1礼」が基本です
・神前へのおじぎは頭を深く下げましょう
・鳥居を出る時も一礼しましょう

 

宇治市といえば世界文化遺産「平等院」が最も有名で、藤原道長・頼通親子ゆかりの寺院として大河ドラマ「光る君へ」で再び脚光を浴びています。そんな宇治市にはもう一つの世界文化遺産として宇治上神社があります。

宇治上神社の創建は仁徳天皇の御代とされ、天皇が皇位を譲り合った兄の菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)を弔ったのが始まりといいます。御祭神には菟道稚郎子命、仁徳天皇と二人の父親の応神天皇が祀られています。

宇治上神社と近接する宇治神社は、かつては一つの神社で明治以降に分離したそうです。

ウサギともゆかりが深く、授与品のウサギのお守りのほか、ウサギの形をしたおみくじもありますので、運試しをしてみてはいかがでしょうか?

宇治上神社公式サイト

ひとり旅で神社参り~神社ミニ知識

お祭りなどの神事の前に唱えられる「祓詞(はらいことば)」をご紹介します
掛けまくも畏き 伊邪那岐の大神
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に
禊ぎ祓へ給ひし時に 生り坐せる祓へ戸の大神たち
諸々の禍事・罪・穢あらむをば
祓へ給ひ清め給へと 白すことを聞こし召せと
恐み恐みも白す

 

京阪電車で京都から大阪に向かう途中、大阪府との県境近くにある小高い山が石清水八幡宮です。最寄りの八幡市駅からは男山ケーブルで山頂駅まで行かれますが、ハイキングを兼ねて参道をゆっくり登っていくのも楽しそう。

御祭神は応神天皇、神功皇后らの神々を総称した八幡三所大神。京都の南西という軍事的な地理条件に加え、昔から戦勝祈願の神社として、源氏の八幡太郎義家をはじめ、多くの武将や幕末の志士たちが崇敬してきました。

山の中の散策道はごく普通の里山という感じですが、境内に入ると国宝の本殿など重厚な建物が鎮座しており、一気に厳かな雰囲気に包まれます。

限定公開の時には、織田信長寄進の「黄金の雨どい」など貴重な文化財が見学できます。

石清水八幡宮公式サイト 

世界文化遺産の宝庫でもある京都、奈良は見どころが豊富すぎて、どこを巡ろうか迷ってしまうほど。そんな時こそ、ピンポイント思考がピッタリですよね😀


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奈良市の西側にある世界遺産「平城宮跡歴史公園」は、奈良時代の平城宮があった場所で、広大な敷地内は現在も発掘調査が進められています。

朱雀門や大極殿といった建物が復原されており、往時の荘厳な建物を想像するのも楽しいですし、発掘された遺構や庭園の見学もできます。

南側の朱雀門が見学コースのスタートになっていますが、公園内はかなり広く、施設が点在していますので、たっぷりと時間を取ってお越しいただくことをおススメします。

なお、公園内を近鉄奈良線が横切っていて、頻繁に電車が通過していくのはちょっと珍しい光景。鉄道の移設計画もあるようですが、今のところ流動的です。

国営平城宮跡歴史公園公式サイト

※このガイドは、ブログ「旅人マイケルオズのニッポンひとり旅語り」に掲載した神社参りコラムを再編集したものです。

※併せて、こちらのコラムもお読みください


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