あの町この味ひとり旅「ゼリーフライ~お菓子のフライではないことで有名」
ひとり旅で出会った郷土料理、ご当地グルメ、美味しい食材など、エピソードを交えてご紹介するあの町この味ひとり旅。今回のご案内は埼玉県行田市「ゼリーフライ~お菓子のフライではないことで有名」です。
訪れたのは埼玉県行田市。埼玉県の北部にあり、高崎線での東京からのアクセスのいい場所にありますが、隣接する熊谷市や深谷市と比べ地味なイメージがあります。
歴史好きなら、行田市が忍城の城下町であることはご存じでしょうが、近年になって行田市を一躍有名にしたのが、今回紹介する「ゼリーフライ」です。
この記事ではグルメコラムに加え、お勧め情報として「忍城址」をご紹介します。
行田市で「ゼリーフライ」
埼玉県行田市にあるご当地グルメ「ゼリーフライ」は、B級グルメブームによって有名になりましたので、今では「お菓子のゼリーを揚げたゲテモノ」と考える人は少ないでしょう。
それでも、他の地方では見られない地域限定の一品には違いありません。ゼリーフライの見た目はコロッケのような感じで、小判型をしていることから「銭ふらい」が名前の由来との説もあります。
ジャガイモに「おから」を混ぜ、細かく刻んだ野菜を加え、衣を付けずに揚げた惣菜で、ソースをかけて食べると見た目以上に美味しいです。もちろん、ヘルシーなことは言うまでもありません。
行田市内のお肉屋さんや惣菜店さんでは、他の揚げ物と一緒に普通に売っています。店によって、材料の配合が異なったり、味付けが変わっていたりしますので、食べ比べてみましょう。
行田市ご当地グルメには、ゼリーフライのほかに「フライ」があります。この両者、同じフライと名がついていますが似て非なる食べ物。さあ、調べてみましょう😉
お勧め情報「忍城址」
行田市は昔から北関東の要衝の地でした。
その拠点となったのが、関東7名城の一つに挙げられる「忍城(おしじょう)」。
忍城を有名にした戦国時代の豊臣秀吉による関東平定戦。秀吉は腹心の石田三成に忍城攻略を命じ、水攻めにしましたが、見事に耐え続けたのです。
当時の城は明治維新の際に取り壊されてしまいましたが、再建された忍城は郷土博物館として歴史資料の展示を行いながら、往時の姿を見せてくれています。
また、観光PRを目的に「忍城おもてなし甲冑隊」 が組織され、戦国さながらの勇猛果敢な武将たちがおもてなしをしています。ぜひ会いに行きましょう!
※この記事は、ブログ「旅道楽マイケルオズのあの町この味ひとり旅」の掲載コラムを加筆修正して載せています。
併せてご覧ください