デジタルカメラを持ってひとり旅に行こう!~カメラと写真の豆知識
ひとり旅の旅先で感動的な風景に出会ったら、何を置いても1枚・・・とカメラのシャッターを押す方は多いでしょう。
デジタルカメラの普及で、ずいぶん写真が身近なものになりました。最近では、デジタル一眼レフを持って旅行をする人の姿もよく見かけます。
さらに、スマホのカメラ機能向上により、単に写真を撮って保存しておくだけではなく、撮った写真を気軽にSNSやブログにアップする方が増えています。
今回は、ひとり旅の参考になるカメラの使い方や忘れてはいけないマナーなどについて解説します。
📸 ひとり旅にはカメラを1台用意しよう
「スマホのカメラ機能があれば十分」と考える方が多いかと思います。機能は日々向上し、一昔前のデジタルカメラより高画質で撮れるスマホも増えてきました。
スマホはとても便利なのですが、便利すぎるがゆえに、旅先での使用用途もマップ機能、検索機能、決済機能、あるいは時計代わりなどと多岐にわたってきます。
そこで、ひとり旅の持ち物にデジタルカメラを1台加えておくことをお勧めします。
スマホから「カメラ機能」の部分を切り離し、写真撮影だけでなく、動画撮影もデジタルカメラで行うようにすれば、スマホの電池の消耗を防げます。
インスタグラムなどにすぐアップしたい場合や自撮りをする時は、スマホのカメラ機能を使えばいいわけです。臨機応変に使い分けましょう。
📸 カメラの有効活用法~キーワードは「とりあえず1枚」
デジタルカメラは写真もしくは動画を撮るための道具です。せっかく持っていくのなら、旅先で有効活用したいものです。ここでは二つの活用法をご紹介します。
活用法の一つ目は「記録に使う」。
画像には撮影時の様々なデータが記録されます。当然ですが、撮影日、撮影時間も残ります。
ひとり旅を後日振り返った時、画像データを見れば、その時間にどこにいて、何をしていたのかが思い出しやすくなるわけです。
朝起きた時のホテルの窓越しの風景、列車に乗る前の駅名板、お昼を食べた店の外観・・・何でもいいので、「とりあえず1枚」撮っておきましょう。
もう一つの活用法は「参考資料にする」。
歴史的な価値のある史跡などに行って写真を撮っても、後で画像を見て「ここ何だっけ?」と首を傾げることが多々ありがちです。
そうした史跡には、必ずと言っていいほど案内板が設置してあります。でも、案内板をじっくりと読んでいる時間がないかもしれません。
そんな時は、案内板そのものの写真を「とりあえず1枚」撮って来ましょう。メモを取るよりも手っ取り早いですし、後で画像を見直すこともできます。
❌ 忘れてはいけないマナー
デジタルカメラでもスマホでも共通することですが、写真を撮るときには守るべきマナーがあります。代表的なマナーを二つご紹介しましょう。
❌ 画像に第三者(他人)が映り込んだ時
当たり前のことですが、無断で他人にカメラを向けると、トラブルの元となりますので、避けておいた方が賢明でしょう。
問題は、意図せずに第三者が映り込んだ場合。例えば、たくさんの観光客がいる場所では、人を避けて撮ること自体が不可能ですので、どうしても他人が写ってしまいます。
画像を保有すること自体は問題ありませんが、気をつけなければならないのが、インスタグラムやブログに投稿する場合です。
顔が分かってしまうような画像は載せないようにするか、個人が特定されないように画像処理(モザイクなど)をしてください。
❌ 撮影禁止の場所では写真を撮らない
これも当たり前のことなのですが、意外と守られていないケースを見かけます。
例えば、博物館や美術館での館内撮影。撮影禁止になっている場合が多いので、こうした施設を見学する際は、カメラをしまっておくのが基本と言えます。
アニメのキャラクターなど、著作権がからむものも撮影禁止になっているケースがあります。とくに、インスタやブログで撮影禁止の画像を載せることは絶対やめましょう。
伊勢神宮内宮など、神社やお寺のなかには「神聖な場所」として撮影禁止となっているところがあります。これにも注意を払う必要があります。
それから、一般の立ち入りを制限している私有地などのケース。私有地内に立ち入って写真を撮るのはマナー違反ですので、避けるようにしましょう。
📸 旅行後に必ずやっておくべきこと
ひとり旅から自宅へ戻ってきたら旅行は無事終了です。でも、本当の意味で無事に終わらせるために、しておきたいことがあります。
それは、デジタルカメラの撮影データのバックアップを取ることです。
撮影データは、メモリーカードに保存されていますが、カードのまま保管しておくと、何かの拍子でカードが壊れてしまうというトラブルもありがちです。
せっかく撮った旅先の画像や動画が台無しになってしまっては元も子もありません。そこで、メモリーカードのデータをパソコンなどに保存しておくことをお勧めします。
メモリーカード以外のところに保存してあれば、カードが壊れてしまっても安心ですし、カードを初期化して次のひとり旅で使うこともできます。
バックアップの作業は「ちょっと、ひと手間」という感じに思われるでしょうが、その手間こそが、旅の思い出を残すためには大事なことなのです。
私はデジタル一眼レフを持ち歩いたこともありましたが、最近のひとり旅ではコンパクトデジカメにしています。一番の理由は持ち運びに便利なこと。年齢とともに一眼レフは「お荷物」になってしまいました😆
デジタルカメラの有効活用法やマナーについてご紹介しました。ひとり旅のツールとして、最大限活用し、思い出に残るような写真を撮ってみてください。