旅先での徒歩移動の注意点~危ないのは交通事故だけじゃない!

車やバスに頼らず、知らないまちをのんびり歩くのも、ひとり旅の醍醐味と言えるでしょう。また、「徒歩」は最も確実かつ手っ取り早い移動手段でもあります。

道を歩く時のリスクと言えば、交通事故に一番気をつけなければならないわけですが、そのほかにも様々なリスクがあることをご存じでしょうか。

主なリスク
  • 季節的なリスク
  • 知らない土地ならではのリスク
  • 交通事故やケガのリスク

旅先での徒歩移動の注意点についてまとめてみました。


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★季節的なリスク

✔️ 真冬に歩く時の注意

冬といえば寒さ。沖縄を除く日本全国、どこでも雪が降る可能性がありますし、冷え込みで道路が凍結することもあります。

雪や凍結路に慣れていない方が、寒冷地に旅行へ出かけた時、徒歩での移動には最善の注意を払う必要があります。転倒してケガをしてしまっては、元も子もありません。

晴れて道路に霜が降りている状態の凍結路は、見た目には分かりづらく、気が付いたら足元が滑っていた、ということもあり得ます。

凍結路は、雪道の歩き方とも共通しますが、つま先の方に体重を乗せながら、足全体で道路を踏みしめる感じで歩を進めましょう。決して急いではいけません

 

✔️ 真夏に歩く時の注意

夏といえば暑さ。近年は日本列島のどこでも、猛暑日を記録するようになり、真夏のピーク時は常に熱中症の危険にさらされています。

熱中症警戒アラートが出ているような暑さの時は、原則として屋外での徒歩移動は控えるべきです。ちゅうちょせず、タクシーやバスを利用しましょう。

やむを得ず炎天下を歩く場合は、帽子をかぶったり、タオルを巻いたりして頭を保護し、できるだけ日陰を選んで歩くようにします。

雨対策で折りたたみ傘を持っている時は、日傘の代わりに使うという手もあります。太陽の日差しを遮るというだけでも、背に腹は代えられません。

 

✔️ 雷が鳴り始めたら歩かない!

遠くから「ゴロゴロ」と鳴り出した雷の音は、天候急変のサインです。この場合は、速やかに徒歩移動を中断し、屋内への避難を最優先に考えましょう。

雷そのものによる落雷の危険性だけでなく、竜巻やつむじ風が発生する場合もありますし、雹(ひょう)が降ってくる恐れもあります。

ピンポイントでの天気予報の精度も上がってきていますので、雷雨が予想されるような場合は、プランの変更も視野に入れながら、臨機応変に行動しましょう。


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★知らない土地ならではのリスク

✔️ 道に迷ったら、すぐに立ち止まる!

「目的地を目指しているが、道がよくわからない」と感じることが、旅先では珍しくありません。そんな時は、たいがい道を間違えています。

道に迷ったまま、自分のカンを頼りに歩き続ける人がいますが、あまり感心しません。やみくもに歩き続けても、時間のロスにつながってしまうだけです。

道に迷ったと感じた時は、すぐに立ち止まることです。そして、スマホのマップ機能を使って、現在地を確認しましょう。

近くにいる人に道を尋ねるのも一つの方法ですし、確実に道が分かるところまで、勇気をもって引き返すというのも手です。

スマホがなかった時代は、地図だけを頼りにひとり旅をしていましたので、道を間違えることが頻繁にありました。
「すぐに立ち止まる!」は、多々ある苦い経験からの教訓です😅

 

✔️ 徒歩〇分の表記をあてにし過ぎない

サイトやガイドブックに載っている「目的地まで徒歩〇分」というアクセス情報は、鵜呑みにしてよいものなのでしょうか。

30分かかるところを15分などとは書いていないはずですので、基本的には目安になると思われます。ただし、あてにし過ぎないことです。

例えば、目的地までの距離が1キロでも、平坦な道のりと上り勾配が続く道では、所要時間は違ってきますし、疲労度も比較になりません。

「目的地まで徒歩〇分」と記されている場合、実際にかかる時間は「5割増し」と考えておいた方が安心です。「徒歩10分」なら所要時間15分とみておきましょう。

★ワンポイントアドバイス

ひとり旅で歩くことを想定し、日頃から自分の「歩く速さ」を調べておくといいでしょう。
例えば、1キロを歩く場合、普通に歩けば何分で、ゆっくり歩けば何分かというのを知っておけば、目的地までの距離が分かれば応用できます。

 

知らないまちを歩くひとり旅の醍醐味を楽しむためにも、ご紹介した注意点や交通事故、ケガには十分気をつけて、散策をしていただけたらと願います。


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