旅道楽なコラムvol.25~大阪で経験した紙一重の乗り継ぎ
ひとり旅のエピソード、失敗談、感動秘話などを綴る旅道楽なコラム。今回は、「大阪で経験した紙一重の乗り継ぎ」のタイトルで、2002年11月の九州旅行の帰り道の思い出を書きます。
乗り換え時間ギリギリのプラン
交通機関を利用する際、駅や空港などで乗り換えが必要な場合には、時間に余裕を持たせてプランニングするようにしています。
ただ、ダイヤ(時刻表)の関係で絶妙なスケジュールが組めてしまうと、乗り換え時間がギリギリになってしまうケースも少なくありません。
2002年の九州旅行がそのケースに該当しました。この時は、復路で宮崎空港から伊丹空港行きの航空機に乗り、新大阪から新幹線で帰るルートをプランニングしたのです。
せっかくの旅行なので、できるだけ長く九州に滞在できるよう、宮崎空港のダイヤを探していたところ、ちょうどいい午後の時間帯の航空機がありました。
西方面の旅行ですので、名古屋駅を経由する形になりますが、中央西線の特急しなの号長野行きの最終列車の出発時間は、名古屋駅19:00発(当時)でした。
さらに逆算して新幹線の時刻を割り出すと、新大阪駅では17:53発ののぞみ号に乗らなければ間に合わないことが分かりました。
航空機が伊丹空港に到着するのは16:55なので、伊丹空港から新大阪駅までの乗り換え時間は1時間弱・・・間に合うのだろうかと不安にかられました。
紙一重の乗り換え、大丈夫か?
伊丹空港からのアクセスは、大阪モノレールで千里中央駅まで行き、地下鉄御堂筋線に乗り入れる北大阪急行に乗ればいいので、乗り換えは2度で済みます。
ただ、伊丹空港も千里中央駅も初めてなので、構内がどうなっているのか、乗り換えがスムーズにできるのか心配でした。でも、予約を取ってしまったので後には引けません。
当時はインターネットも普及し始めたばかりで、情報量が乏しかった時代・・・頼りになるのは時刻表のみ。大阪モノレールと北大阪急行のダイヤを入念にチェックしました。
そして旅行当日。宮崎空港で航空機に搭乗した瞬間、頭のなかは乗り換えのことばかり。伊丹空港へ定刻通りに着陸し、まずは第一関門をクリアしました。
到着ロビーに出てからは、大阪モノレールの改札口まで場所を確認しながら走って向かいました。「なんでこんな苦労をしなきゃならないんだ」と思いつつ😓
ハアハアゼイゼイしながら大阪モノレールに予定通り乗れました。でも、呼吸を整えている間はありません。12分後には千里中央駅に到着するからです。
千里中央駅で下車し、急ぎ足で北大阪急行のホームへ。なかもず行きの電車を見た時は「これで新幹線に乗れる」と安堵したものでした。
この時に教訓を得て、航空機から列車やバスなどに乗り換える時や新幹線の乗換駅では余裕があり過ぎるほどの時間を取るようになりましたね😅
関西地区の国内線専用のターミナル空港で、羽田空港のほか、新千歳、那覇、仙台、福岡など全国各地への航空便があり、とくに西日本方面への便数が多いです。
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