旅道楽なコラムvol.15~道東ドライブでまさかのネズミ捕り!
ひとり旅のエピソード、失敗談、感動秘話などを綴る旅道楽なコラム。今回は、「道東ドライブでまさかのネズミ捕り!」のタイトルで、2008年6月の道東レンタカードライブでの残念な出来事を書きます。
知床半島のドライブは快適だった
2008年6月にひとり旅をした北海道道東の知床半島、根釧平野・台地には鉄道網がなく、公共交通機関だとバスでしか移動手段がありません。
バスは本数が少ないため、ルートも限られてしまいます。そこで、この時の旅ではレンタカーを利用しました。中標津空港からのドライブプランを立てたのです。
1日目は空港から知床半島の羅臼町に向かいます。目的地は知床半島羅臼側で、車で行かれる最北端の相泊。天気は今一つでしたが、交通量は少なく快適に走れました。
相泊は小さな漁港のある集落で、道路は「キケン 道なし!」の看板で途切れています。その先に漁港があるだけで、知床岬までの道はありません。
相泊で引き返し、この日泊まる羅臼町内のホテルに向かう途中、エゾシカの群れに遭遇しました。シカたちは逃げるそぶりなく、悠々と車の方を見ていたのです。
エゾシカなので万に一つも襲ってくることはなかろうと思っていましたが、驚いて衝突でもされたら一大事。群れの脇を徐行しながら進み、やり過ごしたのでした。
そんなわけで1日目のドライブは無事終了。この調子で2日目、3日目と安全で快適なドライブができればと思っていたのですが・・・
いきなり停止させられた挙句
そのアクシデントは2日目の昼頃に起きました。まさしく不意打ちを食らったようなもの。場所は忘れもしない標津町茶志骨付近の国道でした。
標津町内で早めの昼食を取り、次の目的地である野付半島トドワラに向かおうとしていた矢先、いきなり警察官が現れて車を停めるよう促されたのです。
一瞬、何のことは分かりませんでしたが、物陰にパトカーが待機していたのを見て「ネズミ捕り(速度取り締まり)か!」と口走ってしまいました。
北海道内の道路は、集落の有る無しによって速度規制がコロコロと変わります。私が停められた付近は、ちょうど60キロから50キロ制限に切り替わったところだったのです。
スピードを出し過ぎたつもりはなかったものの、警察官は「68キロ出ていましたよ。18キロオーバーです」と告げ、その場で反則切符を切られることになってしまいました。
当時、免許証はゴールドだったので、まさに痛恨の交通違反。反則金よりも、次の免許更新でゴールドにならなくなってしまうことが確定し、ガックリとうなだれました。
手続き後に解放されましたが、せっかくの旅気分はダダ下がり。最果ての地らしいトドワラの景観に感動するまで、テンションは下がりっぱなしでした。
この2年前の道北旅行の際、地元の方から「ネズミ捕りには気をつけて」とアドバイスしてもらっていたのに・・・ほんのちょっとの油断でした😭
皆さんも十分お気を付けください!
羅臼町相泊は、知床岬に最も近い集落です。近いといっても、ここから歩いて岬に行くなら自己責任となります。相泊と手前の瀬石には、海岸線の際に野ざらしの露天風呂があります。
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