駅から歩いて御柱をお参りしよう~長野県下諏訪町でひとり旅
ピンポイントでひとり旅が楽しめるお勧めの観光地やスポットを「ピックアップ!ひとり旅」と銘打ってご紹介いたします。
今回は長野県下諏訪町。
テーマは「駅から歩いて御柱をお参りしよう」です。
- 参拝は春宮→秋宮の順で
- 万字の石仏は見逃さない
- 参拝の後は温泉で疲れを癒そう
- 魁塚(さきがけづか)を訪ねよう
「ピンポイント」については、こちらで解説
テーマにある「御柱(おんばしら)」っていったい何?という方もいるでしょう。
諏訪地区で6年に1度行われる地区最大の行事を「御柱祭」と言い、天下の大祭とか奇祭とか呼ばれています。
大ざっぱに言うと、諏訪大社の上社(本宮、前宮)と下社(秋宮、春宮)に分かれ、山から里へとご用材(御柱)を運び、各境内に4本ずつ曳き建てるという祭りです。
諏訪大社下社の秋宮、春宮は同じ下諏訪町内にあり、下諏訪駅から散策しながら巡るのにはちょうどいい距離感。半日あれば、ゆっくりとひと回りできます。
2022年の御柱祭は、新型コロナ禍にもかかわらず、里曳きと建御柱は人力で執り行うことができました。氏子たちが一致協力して建てた真新しい御柱。きっとご利益があるでしょう😃
⭐ピンポイントアドバイス「参拝は春宮→秋宮の順で」
下諏訪駅前を除くと、春宮までの参道には飲食店やお土産屋はほとんどありません。最初は春宮を目指すことをお勧めします。
春宮から秋宮までは旧中山道沿いの風情ある街並みを歩きます。秋宮への所要時間は約15分。秋宮の周辺には旅館、観光施設などがたくさんあります。
✔️ これがおススメ!「万治の石仏は見逃さない」
春宮の近くには、「万治の石仏」という独特の姿をした石仏が鎮座しています。神社と御柱の参拝に合わせ、ちょっと寄り道してみませんか?
✔️ これがおススメ!「参拝の後は温泉で疲れを癒そう」
下諏訪は昔から湯の町として知られており、永六輔さん、岡本太郎さん、小沢昭一さんといった著名な文化人もこよなく愛した風情ある温泉場です。
地元の方が日常使いしている公衆浴場がいくつかありますし、周辺の旅館は当然温泉付き。時間が無いという方でも、足湯にはぜひ浸かってください。
下諏訪の日帰り温泉の紹介(下諏訪観光協会のサイト)
🉐 マニアックなスポット「魁塚を訪ねよう」
幕末維新の歴史に興味があるという方ならば、絶対に見逃せないスポットがあります。
「魁塚(さきがけづか)」またの名を「相良塚」と言います。相良、でピンとくる方もいるでしょう。戊辰戦争の隠された悲劇と言われる赤報隊の相良総三らを顕彰する石碑なのです。
「偽官軍」の汚名をきせられ、下諏訪の地で処刑された相良ら同志たち。明治になって、地元の方々によって石碑が建立され、現在も慰霊の行事が行われています。
魁塚と相良総三について(下諏訪町ホームページ)
これは余談です。下諏訪町は私の地元で、「ピックアップ!ひとり旅」を企画した時、最初にどこから紹介しようとあれこれ考え、たどり着いた「内輪ネタ」でした😅
観光名所がコンパクトにまとまっている下諏訪。地域おこし協力隊や若い世代の人たちが次々に移住し、新しいお店が次々とオープンしています。ひとり旅、まち歩きにぜひお越しください。