あの町この味ひとり旅「鍋焼きうどん~初めて食べたのに何故か懐かしい味」
ひとり旅で出会った郷土料理、ご当地グルメ、美味しい食材など、エピソードを交えてご紹介するあの町この味ひとり旅。今回のご案内は愛媛県松山市「鍋焼きうどん~初めて食べたのに何故か懐かしい味」です。
訪れたのは愛媛県松山市。松山城などがある四国有数の観光地であり、道後温泉は日本でも指折りの温泉地として知られています。
瀬戸内海の海の幸が美味しいことは言うまでもありませんが、そのほかにも松山には知る人ぞ知るご当地グルメがあることをご存じでしょうか。
この記事ではグルメコラムに加え、お勧め情報として「道後温泉本館」をご紹介します。
松山市で鍋焼きうどん

全国には知られざるご当地グルメが無数に存在します。今では少しだけメジャーになってきたものの、まだまだ知る人ぞ知るという存在の松山市ご当地グルメ「鍋焼きうどん」 をご紹介します。
鍋焼きうどんというと、土鍋に入った具だくさんを想像しますが、松山流はいたってシンプル。牛肉、ナルト、油揚げ、ネギなどの具とともに、アルマイトの小ぶりな鍋で煮込んだうどんです。
市街地のアーケード街近くには、昔から営業している鍋焼きうどんの店が2軒あり、そのうちの「ことり」に来訪。昼時だったので、地元住民を中心に満席の込み具合でした。
メニューは鍋焼きうどんしかなく、席に座れば注文しなくても出してくれます。 だし汁は関西風のさっぱりとした味で、うどんは柔らかく煮込んでおり、食べ終わるとほっこりした気分になりました。

もう一軒の鍋焼きうどんの店は「アサヒ」で、こちらも昔から地元の方に愛されてきた人気店です。そのほかにも市内には鍋焼きうどんが食べられる店があるようです😋
お勧め情報「道後温泉本館」

道後温泉の中心にあり、圧倒的な存在感を見せつける道後温泉本館。
松山に行くのなら、必ず訪れてほしい公衆浴場(日帰り入浴温泉施設)です。
道後温泉は約3000年という歴史を持つ日本屈指の温泉地で、そのシンボルとして今の道後温泉本館が改築されたのが明治27年。皇族方もご利用されてきました。
6年間かけて大規模な保存修理工事が行われてきましたが、2024年12月に工事が完了し、リニューアルした本館として新たな歴史の第一歩を刻んでいます。
公衆浴場として温泉を楽しむだけでなく、休憩室を利用すればお茶とお茶菓子でもてなしていただけます。昔ながらの温泉情緒を楽しんでみませんか?
※この記事は、ブログ「旅道楽マイケルオズのあの町この味ひとり旅」の掲載コラムを加筆修正して載せています。
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