旅道楽なコラムvol.5~沖縄の空で47都道府県旅行達成の瞬間を迎えて

ひとり旅のエピソード、失敗談、感動秘話などを綴る旅道楽なコラム。今回は、「沖縄の空で47都道府県旅行達成の瞬間を迎えて」のタイトルで、2000年2月、那覇空港に到着するまでを書きます。

那覇空港の歓迎モニュメント

なぜ沖縄県が最後に残ったのか

ひとり旅で、47都道府県を全て巡ろう(全国制覇)と意識し始めたのは、おそらく1997年ころだったと記憶しています。

この年、旅行回数も一気に増え、それに伴って来訪したことがある都道府県も増えていきました。言い換えれば、訪れたことがない県が減っていったわけです。

このころの私は、ひとり旅のお楽しみに「鉄道」と「温泉」を掲げていました。その両方が無かった沖縄県は、申し訳ないのですが常に旅先の対象外となっていました。

また、効率よく全国制覇を目指していくため、複数の県にまたがった旅行プランを立てている中で、沖縄県だけは単独でプランを組まざるをえなかったわけです。

北海道と本州の都府県をすべて訪れ、1999年には九州で残っていた宮崎県、さらに同年秋に四国で残っていた愛媛県を旅行し、全国制覇に王手をかけたのです。

こうして最後の1県となったのが沖縄県。1990年代に全国制覇を達成しようという目標はかないませんでしたが、20世紀中の達成だけは実現させたいと思っていました。

ひとり旅の回数がちょうど30回目の節目を迎えた2000年2月、ついに沖縄県へと出発。ほとんど眠れないまま、早朝の羽田空港へと向かったのです。


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沖縄県入りを実感・・・のはずが

羽田空港からジャンボジェット機に搭乗し、那覇空港を目指してフライトが始まりました。航空機での所要時間2時間超えは、私にとって初めての経験でした。

ほとんど海上を飛行するので、窓側に座っていても景色は変わらず、さぞや退屈するかと思ったのですが、幸い前夜眠れなかったためか、うとうとしていた時間が長かったです。

そうやって機内でくつろいでいましたが、「着陸態勢に入りました」とのアナウンスがあり、窓の外に目を凝らしていると、視界の先に島影が見えてきました。

海の上空を飛んでいるので、県境がはっきり分かるわけはありません。それでも「いよいよ沖縄県にやって来たんだなあ」と感慨深げになりました、が・・・

その島をあっという間に通り過ぎてしまったので、一瞬「あれれ?沖縄って、あんなに小さい島だっけ?」と首を傾げましたが、私の勘違いだったと分かりました。

地図で確認したところ、沖永良部島か徳之島だったようです。改めて目を凝らしていると、与論島が見えてきて、今度こそ間違いなく沖縄県入りを実感しました。

航空機は定刻通り那覇空港に到着。沖縄県に足を踏み入れ、ついに47都道府県全国制覇を達成しました。
でも、沖縄のひとり旅はこれから始まるのです!

 

沖縄県に鉄道と温泉が無かったのは1990年代までの話で、2003年に「ゆいレール」が開業しましたし、沖縄県内に複数の温泉施設が誕生していますね😊

 

今回のキーワード「那覇空港」

那覇空港は沖縄本島のターミナル空港であるとともに、宮古島や石垣島など沖縄県内の各離島への乗り換え空港でもありますので、たくさんの航空便が運行されています。

那覇空港のサイト

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