浜松市にある戦国女性 悲運の地を巡る~静岡県浜松市でひとり旅
ピンポイントでひとり旅が楽しめるお勧めの観光地やスポットを「ピックアップ!ひとり旅」と銘打ってご紹介いたします。
今回は静岡県浜松市。
テーマは「浜松市にある戦国女性 悲運の地を巡る」です。
- 浜松観光では外せない浜松城
- 女城主・お田鶴ゆかりの地
- 家康の妻・築山殿の悲劇
- シンプル・イズ・ベストの遠州焼き
「ピンポイント」の意味については、こちらで解説
静岡県浜松市は、2018年の大河ドラマ「おんな城主直虎」に続き、2023年の大河ドラマ「どうする家康」でも注目されています。言わずと知れた徳川家康ゆかりの地だからです。
家康が青年期に本拠地としていた浜松城や、武田信玄にコテンパンにやられた三方ヶ原合戦の地など、歴史好きには見どころ満載の浜松市。
そのなかで「戦国女性 悲運の地」としてピックアップしたのが、家康の妻(正室)である築山殿と、築山殿の友だったと言われるお田鶴の方ゆかりの地です。
ともに観光地ではありませんが、時代に翻弄され、戦いの世に巻き込まれた女性たちの足跡を、ひとり旅でぜひたどってみてください。
おんな城主直虎とどうする家康では、従来の「悪女」と言われたイメージとは違った築山殿の女性像が描かれています。もちろん、菜々緒さん(直虎)や有村架純さん(家康)という女優さんの魅力があってこそなんでしょうけどね😍
⭐ ピンポイントアドバイス「浜松観光では外せない浜松城」
浜松城をメインとしたエリアは、徳川家康に関連した史跡などが集まっているため、歩いて散策することが可能です。
浜松城の天守閣は戦後に再建されたものですが、「出世の城」と言われるだけあって、天守閣からの眺めはなかなか見ごたえがあります。
浜松城から北へ約1キロのところにある犀ヶ崖古戦場は、三方ヶ原合戦で惨敗した家康が武田軍に一泡吹かせようと、夜襲をかけた場所と言われています。
✔️ これがおススメ「女城主・お田鶴ゆかりの地」
徳川家康が浜松に入る前、この地を治めていたのが今川家家臣の飯尾連龍で、その妻の名をお田鶴と言い、家康と敵対した鵜殿長照の妹としても知られています。
飯尾氏が居城としていた引間城は、今の浜松城の東側にありました。城主だった夫亡きあと、お田鶴が女城主として守っていたと言われています。
家康によって引間城は攻め立てられ、お田鶴は降伏を迫られますが、「城明け渡すまじ」と勇猛果敢に戦い、討ち死にをしたと伝わっています。
引間城跡は、元城町東照宮となっています。
✔️ これがおススメ「家康の妻・築山殿の悲劇」
徳川家康の妻・築山殿は、徳川家が敵対していた武田家との密通の疑いがかけられ、今の浜松中心街の西側にある佐鳴湖畔で処刑されました。
家康の家臣が、築山殿の血が付いた太刀を洗ったとされる「太刀洗の池」の碑が、浜松医療センターの近くにあります。池は現在ありません。
家康が今川家の身内衆として大切にされたのも、今川家と縁のある築山殿のおかげといえるはず。なぜ、悲劇的な最期を遂げなければならなかったのでしょうか?
🉐 マニアックな情報「シンプル・イズ・ベストの遠州焼き」
浜松市には、グルメが垂涎する浜名湖産のウナギや遠州灘の海の幸といった美味しいものがたくさんあります。
B級グルメとして有名な浜松餃子は、旅行者に一番人気なのですが、同じB級グルメでも知る人ぞ知る「遠州焼き」というのがあることをご存じでしょうか。
遠州焼きとは、浜松独特のご当地お好み焼きで、特産のたくあんと紅ショウガ、ネギを生地に混ぜて焼いただけ。ほかに具材が入らないシンプルなお好み焼きです。
モチモチとした食感の中に、たくあんのパリッとした歯触りが加わる、ちょっと不思議な味覚。食事というより、どちらかと言うとスナック感覚で味わいたいですね。
今回は歴史探訪という視点からピンポイントをご紹介しましたが、浜松市はほかにも観光名所が盛りだくさん。
グルメも選り取りみどりなので、ひとり旅でぜひお出かけください。