ひとり旅のプラン作りのポイント②~キーワード「逆算論」という考え方
旅先が決まり、「さあプランを作ろう」と思った時、どこからプランニングしていけばよいか戸惑う方もいるでしょう。
そこで、プランニングの方法の一つとして「逆算論」という考え方をご提案します。
旅行プランを作るとき、「逆算」するという手法を使うことで、プランニングがやりやすくなります。
「逆算論」という言葉は、私のオリジナルな言い回しですが、多くの人が似たような発想でプランを作っているのではないかと思っています。
具体的に、どのようにプランを作っていくのかをご紹介します。
✔️ 「帰りの時間」から決める
最初に「自宅に帰ってくる時刻」を決めます。つまり、旅行最終日の帰途の最後から「逆算」してプランを作り上げていくという方法なのです。
例えば、午後8時に自宅に戻るとします。公共交通機関を利用する場合、最寄り駅に何時に着けばよいか。そのためには何時の列車に乗ればよいか。おのずから分かってきます。
自宅が東京駅から1時間圏内で、東海道新幹線を利用するならば、午後7時到着の列車を探します。出発は新大阪なら午後4時半、広島なら午後3時、博多なら午後1時半となります。
広島観光の場合だと、午後2時半には広島駅に着いている必要があり、そこから最終日のプランを組み立て、その場合どこに宿泊すればよいか・・・と「逆算」していきます。
ちなみに地方在住(長野県)の私は、往復に東京もしくは名古屋を経由しており、帰りの列車へ確実に乗車するためには、「逆算論」がとても役に立っています😀
✔️ 宿泊先を決めてプランを立てる
「アポなし宿泊」をする旅番組がありますが、私はおススメしません。基本的には「事前に宿泊予約をしてから旅行する」のが安全策だからです。
プランニングしていくなかで、「宿泊先をどこにするのか」は大きなウエイトを占めます。それは旅の目的にも直結してくるからです。
例えば、旅先で美味しいものを食べたいというグルメ志向の場合、それをホテルや旅館の料理に求めるのか、まちなかの飲食店を探し歩くかで、宿泊先が変わってきます。
ただ、いずれの場合であっても、チェックインの時間が遅くなるのは感心しません。外出して食事をするにしても、少なくとも午後5時ころにはホテルに到着しておきたいです。
宿泊先とチェックインの時間を決めておけば、そこから「逆算」して旅程が組めます。とくに観光地と宿泊先が離れている場合には、有効な手順と言えるでしょう。
✔️ 出発にも「逆算論」を用いてみる
初日のプランで、最初にどこへ行くのかが決まっているのなら、そこへ何時に着けばよいかがはっきりします。「逆算」していけば、何時に自宅を出ればよいかもわかります。
東京駅から東海道新幹線で広島駅に行く場合を例に取ると、広島駅に午前10時に到着したいのであれば、東京駅の出発は午前6時になります。
東京駅から1時間以上離れた所に住んでいる場合、東京駅までの交通手段が無いかもしれないので、広島駅到着の時間を変えられないのであれば、東京駅周辺のホテルに前泊しなければなりません😫
もう一つ、「前夜のうちに広島入りする」という手もありますよね
前日、東京駅を午後7時に出発できれば、広島駅には午後11時に着きます。ターミナル駅だったら、駅周辺にビジネスホテルがあるはずですし、チェックインは夜遅くても大丈夫です。
何よりも一番のメリットは、朝起きたところから旅程が組めることです!
具体的なポイントをご紹介してきました。皆さんも「逆算論」を駆使して、納得のいく旅行プランを作ってみてください。
こちらも併せてご覧ください