ひとり旅でタクシーは割高・・・でも利用価値あり~こんな時なら使いたい

鉄道やバスなどの公共共通機関の便が悪い、もしくは路線がないという旅先も少なくありません。そんな時、皆さんならどうしますか?

複数人での旅行なら迷わずタクシーを呼ぶでしょう。でも、ひとり旅の場合はタクシー1台を1人で貸し切る状態となるため、割高になってしまいます

それでも、限られた時間で効率よく旅先を巡るのであれば、タクシーを利用しない手はありません。
今回はタクシーの賢い利用法についてアドバイスいたします。

 

タクシーのデメリットって?

旅先での移動手段のなかで、タクシーは最も料金がかかります。これが一番のデメリットということが言えるでしょう。

もう一つのデメリットは「タクシー会社に連絡すれば、すぐ乗れる・・・とは限らない」ことです。とくに人口の少ない地域では注意が必要です。

小さな町村では、タクシー会社が近隣の都市にしか無いということもあります。タクシー待ちで30分とか1時間とかは当たり前、というところも珍しくありません。

 

タクシーはどんな時に利用するのが良いのでしょうか?

タクシーには、料金と時間のロスというデメリットがあることがわかりました。
では、どんな時に使うのが「賢い利用法」なのでしょうか?


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🚕 移動距離は4キロ以上が目安

4キロという距離は、おおむね徒歩で1時間です。タクシー利用であれば数分で到着する距離になります。

デメリットで触れましたが、タクシー待ちで30分以上は珍しくないため、言い換えれば「30分前後で歩ける距離であれば、歩いた方がいい」ということになります。

4キロ以上でも歩けないことはないでしょうが、旅先での時間のロスはできるだけ抑えておきたいものです。移動だけで1時間歩くのは疲れますし😫

 

🚕 乗り継ぎ時間などが迫っている時

バス路線が多い地域であっても、列車に乗る時間が迫っているような場合は、ためらわずにタクシーを利用すべきです。

タクシー料金をケチったばかりに予定の列車に乗れず、スケジュールを大幅に組み替えざるをえなくなるといった悪循環に陥ってしまうかもしれません。

似たようなケースとしては、観光施設の閉館時間が迫っている時やホテルのチェックイン予約時間ギリギリになった時などが考えられます。

 

🚕 天候が悪くなったら歩くよりタクシーへ

少々の雨降りであれば傘をさして歩くのも風情があるでしょうが、夏場の急な雷雨に見舞われたような場合は、タクシーを使うに限ります。

とくに雷雨では、土砂降りに加え、急な突風に襲われることもあります。雷が鳴り始めたら危険信号で、外を歩くことはできる限り避けましょう。

冬の降雪時も同じことが言えます。タクシーを拾うこと自体が困難かもしれませんが、雪道を歩く際の転倒などのリスクを考えれば、タクシー待ちもしかたないでしょう。

 

🚕 目的地の場所がよく分からないなら

十分歩けるような距離であっても、目的地がどこにあるのか分からないというような場合は、タクシーで直行してもらうのが最も効率的です。

観光名所になっていないようなところは、地元のタクシー運転手でも知らない可能性がありますが、さまざまな情報手段やナビがあるので、行先に迷う心配はほぼ皆無でしょう。

ただ、散策で迷いながら目的地に向かうという手もあります。時間が許すのであれば、その方が旅の楽しさを味わえるとも言えます。

タクシーの運転手さんの中には、観光やグルメ情報に詳しい方もいらっしゃいます。そういう方に行き会えるかは運不運の部分もありますが、とくにグルメ情報では地元の方ならではの穴場を教えてもらえるかもしれませんよ😃

 

ひとり旅であっても、使い方次第で料金のデメリットを上回る利用価値があるタクシー。旅の交通手段として、上手に利用しましょう。

 

★こんなタクシーもあります!

東日本大震災の被災地である宮城県には、NPO法人宮城復興支援センターの講習を受けたドライバーが案内する「語り部タクシー」があります。

効率よく被災地を巡れるだけでなく、運転手さんの多くが震災を経験しており、当時の話や復興の現状などをお聞きすることもできます。

「語り部タクシー」については宮城県タクシー協会の特設サイトをご覧ください

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