ひとり旅で神社参り「大阪・真田幸村編」~三光神社、志紀長吉神社、安居神社

八百万の神(やおよろずのかみ)が御座す神社をお参りし、大願成就やパワースポットの恩恵にあやかりましょう!

ひとり旅で神社参り~今回は「大阪・真田幸村編」~三光神社、志紀長吉神社、安居神社の3カ所と、寄り道スポット「大阪城天守閣」をご案内いたします。


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今から400年以上前の大坂冬、夏の陣は、真田幸村が徳川家康に一矢を報い、天下に名をとどろかせた戦いです。大坂冬の陣で築いた出城「真田丸」があったとされる場所の近くに鎮座しているのが三光神社です。

神社の創建は大坂冬の陣よりもはるかに古く、古代の反正天皇の御代と伝えられています。御祭神は天照大神、月読尊、素戔鳴尊の3神で、全国で唯一の「中風除の神」として、病気快癒や健康長寿を願う人々のよりどころになっています。

境内でひときわ目を引くのが、指揮を取る真田幸村の像。近くにある「幸村の抜け穴」は大阪城に通じる地下道だそうです。大河ドラマ「真田丸」でも脚光を浴び、戦国ロマンあふれるスポットになっています。

三光神社公式ホームページ

ひとり旅で神社参り~神社ミニ知識

神社で気持ちよくお参りするために~知っておきたいマナー
・神社を訪れたら、鳥居の前で一礼しましょう
・手水舎で両手を清め、口をすすぎましょう
・帽子をかぶっている方は、参拝前に脱ぎましょう
・一部の神社を除き、「2礼2拍手1礼」が基本です
・神前へのおじぎは頭を深く下げましょう
・鳥居を出る時も一礼しましょう

 

大阪市の南東に位置する平野区には、大坂夏の陣に関係した史跡が点在し、とりわけ真田幸村(信繁)に関する話が残っている場所が多いところです。今回紹介する志紀長吉神社もその一つです。

神社の創建は約1200年前とかなり由緒があり、江戸時代には日蔭大明神として大阪庶民の信仰を集めていました。御祭神は長江襲津彦命  (ながえそつひこのみこと)と事代主命  (ことしろぬしのみこと)です。

真田幸村は、大坂夏の陣での出陣の際、当時日蔭大明神だった神社で戦勝祈願をし、休息を取ったといわれています。その際に奉納した「六文銭の軍旗」は大切に保管され、正月2・3日と5月4日に限って一般に公開しているそうです。

志紀長吉神社公式サイト

ひとり旅で神社参り~神社ミニ知識

お祭りなどの神事の前に唱えられる「祓詞(はらいことば)」をご紹介します
掛けまくも畏き 伊邪那岐の大神
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に
禊ぎ祓へ給ひし時に 生り坐せる祓へ戸の大神たち
諸々の禍事・罪・穢あらむをば
祓へ給ひ清め給へと 白すことを聞こし召せと
恐み恐みも白す

 

天王寺区で安居神社のあるエリアには、東に古刹の四天王寺、南に茶臼山や天王寺公園という観光スポットがあります。神社は交通量の多い国道25号に面していますが、境内に入ると都会の真ん中とは思えない落ち着きを感じます。

安居神社の創建は定かではありませんが、平安時代に菅原道真公が大宰府に左遷された際、この地に立ち寄ったと伝わります。そんな由緒から、御祭神として道真公少彦名神(すくなひこなのかみ)とともに祀られています。

戦国ファンにとって安居神社といえば、「真田幸村戦死跡の碑」がある場所という印象が強いでしょう。大坂夏の陣で徳川家康をあと一歩まで追い詰めた幸村でしたが、力尽きてこの地にたどり着き、自刃して果てたそうです。

大阪公式観光情報の安居神社紹介ページ

NHK大河ドラマ「真田丸」でスポットを浴びた真田幸村。大坂冬、夏の陣での活躍が目立ちますが、真田家ゆかりの長野県上田市もぜひ訪れてほしいですね😊


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真田幸村が主君と仰いだ豊臣家。天下人となった豊臣秀吉が築いた壮大な城が大坂城(大阪城)で、幸村が大坂冬、夏の陣を戦った舞台にもなりました。

大坂夏の陣で焼失した大坂城を土台に徳川秀忠が新たな天守閣を築き上げましたが、現在の天守閣は昭和6年(1931)に再建されたものです。

天守閣の最上階から大阪市内を一望する眺めは格別で、時代や建物こそ異なりますが、豊臣秀吉も天守閣から何度も大坂の地を眺めていたことでしょう。

天守閣は歴史博物館になっており、大阪城や豊臣家にまつわる多くの史料を展示しています。大坂夏の陣で奮闘する真田幸村軍のミニチュアも見どころですよ。

大阪城天守閣公式サイト

 

※このガイドは、ブログ「旅人マイケルオズのニッポンひとり旅語り」に掲載した神社参りコラムを再編集したものです。

※併せて、こちらのコラムもお読みください


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