ひとり旅で神社参り「淡路神戸編」~伊弉諾神宮、おのころ島神社、和田神社

八百万の神(やおよろずのかみ)が御座す神社をお参りし、大願成就やパワースポットの恩恵にあやかりましょう!

ひとり旅で神社参り~今回は「淡路神戸編」と題し、伊弉諾神宮、おのころ島神社、和田神社の3カ所と、寄り道スポット「明石海峡大橋」をご案内いたします。


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淡路島の内陸部にある伊弉諾神宮は、古事記や日本書紀でイザナミの大神と共に国産みの神様とされる「イザナギの大神」が御祭神です。最初に国産みされたのが淡路島であり、余生を島で過ごしたことが由緒になっています。

イザナギの大神の御陵があったことから、日本最古の神社として昔から信仰されてきました。明治になって御陵の上に本殿を建設し、昭和の時代に天皇の宣下を受けて「伊弉諾神宮」の名称になったそうです。

境内には「夫婦大楠」と呼ぶクスノキがあり、イザナギとイザナミの大神の神霊が宿る木として、夫婦和合の象徴になっています。家内安全はもとより、安産や子宝の祈願に訪れる人も多いそうです。

せきれいの里(伊弉諾神宮境内)のサイト

ひとり旅で神社参り~神社ミニ知識

神社で気持ちよくお参りするために~知っておきたいマナー
・神社を訪れたら、鳥居の前で一礼しましょう
・手水舎で両手を清め、口をすすぎましょう
・帽子をかぶっている方は、参拝前に脱ぎましょう
・一部の神社を除き、「2礼2拍手1礼」が基本です
・神前へのおじぎは頭を深く下げましょう
・鳥居を出る時も一礼しましょう

 

おのころ島とは、日本列島誕生を記した国産み神話で、最初に誕生した島とされています。淡路島の南部にある小高い丘が「おのころ島」として古くから親しまれており、その丘に創建されたのがおのころ島神社です。

古事記などによると、伊弉諾命(いざなぎのみこと)と伊弉冉命(いざなみのみこと)により「天の沼矛より滴る潮がおのずと凝り固まってできたのがおのころ島」とされ、神社の御祭神はもちろん島の生みの親である2神です。

神社の境内はそれほど広くありませんが、目を引くのが真っ赤な大鳥居で、高さは21・7メートルもあります。周囲に高い建物がないため、余計際立って目立っており、観光客や参拝者にとって絶好の撮影スポットと言えるでしょう。

おのころ島神社公式サイト

ひとり旅で神社参り~神社ミニ知識

お祭りなどの神事の前に唱えられる「祓詞(はらいことば)」をご紹介します
掛けまくも畏き 伊邪那岐の大神
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に
禊ぎ祓へ給ひし時に 生り坐せる祓へ戸の大神たち
諸々の禍事・罪・穢あらむをば
祓へ給ひ清め給へと 白すことを聞こし召せと
恐み恐みも白す

 

平安時代末期に権勢をふるった平清盛が、日宋貿易の拠点として開拓したのが神戸市の大輪田泊です。その安全を祈願するため、和田岬の地に鎮座していた和田神社に、厳島神社(広島県)から御祭神を祀ったとされています。

もともと、神話に登場する蛭子大神(ひるこのおおかみ)が、最初に上陸した土地とされ、西摂最古の聖地として信仰されてきました。清盛が祀った市杵嶋姫大神(いちきしまひめのおおかみ)とともに御祭神となっています。

境内入口には朱塗りの大鳥居がそびえ立ち、参拝者を出迎えてくれます。また、神様のお使いとして「白蛇」を大切にしており、とぐろを巻いた白蛇を形どった陶器をお供えする巳塚があり、一つ一つに大願成就の祈りが込められています。

和田神社公式サイト

ご紹介した3つの神社は、古事記や日本書紀に登場する「国産み神話」にまつわる神社です。参拝を通して、日本という国の生い立ちを知る機会にもなりました🙂


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明石海峡大橋(淡路島側より)

3つの神社を巡るひとり旅をプランニングしたのなら、神戸と淡路島をつなぐ明石海峡大橋を「観光スポット」として、ぜひ組み入れてみてはいかがでしょうか。

明石海峡大橋は、全長3911m、主塔の高さは298mもある世界最大級のつり橋で、1998年に完成しました。四国と本州を結ぶ大動脈の一翼を担っています。

神戸側の入り口である舞子には、体験展望施設「舞子海上プロムナード」 があり、つり橋の遊歩道から潮流激しい明石海峡を眺めることができます。

淡路島側なら、明石海峡大橋から最も近い「道の駅あわじ」にお立ち寄りいただくのがおススメ。海峡の大パノラマを眺められ、海の幸も味わえますよ。

舞子公園の公式サイト

道の駅あわじの公式サイト

 

※このガイドは、ブログ「旅人マイケルオズのニッポンひとり旅語り」に掲載した神社参りコラムを再編集したものです。

※併せて、こちらのコラムもお読みください


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